コーヒーの飲み過ぎで気持ち悪い…対処法は?医師解説

MELOS -メロス-
コーヒーを飲み過ぎるとどうなるのか。カフェインを含むコーヒーを過剰に摂取すると、気持ち悪さや吐き気、心拍数の増加といった不快な症状を引き起こすことがあります。

よくある「コーヒーの飲み過ぎによって気持ち悪くなった時の対処法」を、なかざわ腎泌尿器科クリニック院長 中澤 佑介先生に聞きました。

【MELOS】

なぜコーヒーを飲み過ぎると気持ち悪くなるのか

コーヒーに含まれるカフェインは、中枢神経系に刺激を与え、心拍数を上げたり、神経を興奮させたりする働きがあります。

そのため、コーヒーを飲み過ぎ(=カフェインを摂り過ぎ)により、以下が起こります。

不快感
不安感
動悸
震え


これが気持ち悪さを引き起こす原因とされています。

コーヒーを飲んで気持ち悪くなったときの対処法

コーヒーの飲み過ぎで気持ち悪くなった時は、安静にした上で、カフェインの影響を和らげるために、カフェインを含まない飲み物(水、麦茶など)や食品を摂ると良いでしょう。

カフェインには利尿作用があるため、脱水のリスクも考えられます。脱水を防ぐためにも、水などカフェインが入っていない飲料を飲みましょう。

どれくらいから飲み過ぎと判断できる?

ブラックコーヒーの場合、1日にコーヒーカップ3杯以上は、飲みすぎと判断できます。

しかし、カフェインの感受性は、個人差が大きいです。そのため、健康に影響を与える量を正確に定められないので、日本では1日の摂取許容量の設定がなされていません。

とはいえ、もちろん上限がないわけではなく1日のカフェイン摂取量は300mg/日(約コーヒーカップ2杯分)に留めるべきとする報告*があるので、この辺を目安にしておくといいでしょう。

*『日常生活の中におけるカフェイン摂取 -作用機序と安全性評価- 』栗原 久 東京福祉大学・大学院紀要 第6巻 第2号 (Bulletin of Tokyo University and Graduate School of Social Welfare) pp109-125 (2016,3))
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