【日本オープンゴルフ選手権・第3R】中島啓太は2打差5位に後退も「チャンスはある」

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フェアウェイを狙って出し切りたい

【写真:Y.Watanabe / S.Osawa】

通算4アンダーパーの首位タイでムービングデーをスタートした中島啓太の1日は、苦しい時間が多かった。第1ラウンドでトリプルボギーを叩くなど波乱の幕開けから一歩ずつ順位を上げて首位に並び最終組でのプレーを迎えたこの日。持ち前の正確なショットがやや乱れ、深いラフからのショットを強いられる場面が目立った。2番でボギーが先行すると続く3番で連続ボギー。6番でもスコアを落としてしまった。「苦しい展開だったので、なんとか流れを切りたかったのですが、ラフに行き続けていたので、そこは昨日までとは違う感じでした」と、前半のプレーを振り返る。

後半は12番から連続バーディを奪ってみせたものの、15、16番で連続ボギー。最終ホールもボギーに終わり、3つスコアを落として通算1アンダーパーで順位を5位に落としてしまった。しかし、逆転でのナショナルオープン制覇に闘志が消えたわけではない。「昨日よりフェアウェイキープ出来ていない。そこがスコアに一番つながってしまうところなので、明日1日しか無いけれど、フェアウェイを狙って出し切りたいと思います」と力強く語った中島。

本大会のコースセッティングの中での2打差は、あってないようなもの。アマチュア時代にJGAナショナルチームで研鑽を積んできた中島にとって、日本オープンゴルフ選手権への思いは強い。さらに地元埼玉県でのナショナルオープン制覇を簡単に諦めることはできないだろう。「全然チャンスはあると思うので、諦めずに頑張りたい」明日の18ホールを戦い抜く覚悟が垣間見える言葉を残して、コースをあとにした。
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(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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