筋肉痛が遅れてくる理由とは。「年齢は関係ない」ってホント?トレーナーが解説

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「筋肉痛は年をとると遅く出る、遅れてくる」って本当?

筋肉痛が運動の翌日ではなく2〜3日後に出ると、「自分も年をとった証拠だ」という人がいます。年をとると、筋肉痛が遅く起こるというのは本当でしょうか。

筋肉痛に年齢は関係ない
筋肉痛が遅く出る原因に、年齢は関係ありません。筋肉痛が出るタイミングは“運動強度”に関係しているのです。

強度が高くハードな運動を行うと、比較的早く筋肉痛は出てきます。逆に、強度が低く長時間行うような運動の場合は、筋肉痛が遅く出てくるのです。

私自身、全身のトレーニングをお昼の時間帯にしたところ、高強度を扱った部位はその日の夜には筋肉痛が出はじめ、比較的負荷が低かった部位に関しては翌々日に筋肉痛が出たという経験もあります。

筋肉が引き伸ばされながら力を発揮する「伸張性筋収縮(エキセントリック・コントラクション)」は、筋肉痛になりやすい動きです。重いものを降ろすときや、階段・坂道を下ったり、ダッシュ時に急に方向を変えるなどの動作は、筋肉痛になりやすいといえます。

また、慣れていない動きも筋肉痛の原因になり得ます。これは鍛え足りないわけではなく、アスリート選手も、普段と異なる動きのトレーニングを行うと筋肉痛になります。

筋肉痛のときも筋トレを続けるべき?休むべき?トレーニングのウソ・ホント より

年をとると、筋トレを日常的に行っている人でもない限り、筋肉を限界近くまで追い込むような運動はほとんどしなくなるでしょう。

そのため、筋肉痛が遅く出てきてしまうのです。

筋肉痛が遅れて出ても、嘆く必要はない

年をとっても筋トレをハードに行えば、その次の日は筋肉痛になります。逆に若い人でも、低負荷の運動によって筋肉痛が遅れて出てくることもあるでしょう。これに、どちらがいい・悪いはありません。

筋肉痛が遅れてきたからといって、年齢を嘆く必要はないのです。
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