なぜ天気が悪いと心身にも悪影響を及ぼすのか?“致し方ない”その理由

MELOS -メロス-
季節の変わり目は体調を崩しやすい。昔から言われていることではありますが、最近はゲリラ豪雨や台風、猛暑日などで心身の調子を崩す人も多くなった印象です。

気圧、温度、湿度、降水量、雷といった気象要素から悪影響を受けるものを「気象病」と呼びます。とくに気圧の変化は内耳の気圧感受センサーに影響を及ぼし、自律神経のバランスを乱す原因となるといいます。

そして自律神経の乱れは、頭痛や倦怠感、不眠、不整脈、血圧が上昇するなど、さまざまな身体的不調をもたらすと言われています。

株式会社CureAppのプレスレターより、衛生・公衆衛生学の専門医・有馬久富先生監修の内容を、一部抜粋してお届けします。

【MELOS】

なぜ天気が悪いと体調にも悪影響を及ぼすのか?

こうした気象病の原因を深掘りするとともに、回避術も見ていきましょう。

気圧の変化による自律神経の乱れ
自律神経の乱れによって、副交感神経優位になると、身体がお休みモードになることで倦怠感や眠気を引き起こします。

一方、交感神経優位になると、血管が収縮して血流が悪くなることで、肩こりや頭痛のほか、心拍数や血圧の上昇といった症状が現れることも。

気温の急激な変化
気温の変化に対応しようと、身体がエネルギーを浪費し、自律神経の乱れの原因となります。季節の変わり目の不調の原因の一つです。

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日照時間不足
幸せホルモンといわれる脳内伝達物質で精神を安定させる働きをする、セロトニンの分泌量が減少します。また、日光を浴びることで体内で生成されるビタミンDも不足しがちに。
湿度の高さ
湿度が高いと汗が蒸発しづらくなり、体温調節がうまくいかず、体に負担がかかりやすくなります*2。特に、6月から9月にかけては湿度が高い日が続くため注意シーズン*3。
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