【パリ2024オリンピックゴルフ競技】松山英樹が銅メダル!日本男子ゴルフ界初の快挙を達成

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世界ランキング1位のScottie Schefflerが通算19アンダーで金メダル

【写真提供/IGF】

パリオリンピック2024男子ゴルフ競技の最終ラウンドは、最後まで手に汗握る熱戦となった。
前半から単独首位スタートのJon Rahm(スペイン)が5バーディを奪い独走態勢を築く中、首位と3打差の4位タイ、第19組で最終ラウンドをティーオフした松山も2番に続いて、4番から3連続バーディで前半を4アンダーパーとし、メダル獲得圏内をキープ。
後半は一転、我慢比べの様相となる中で、Jon Rahmが11、12番で連続ボギーを喫すると、14番(パー5)でよもやのダブルボギーを叩いて一歩後退。
金メダル争いは、12番を終えて5つスコアを伸ばした第18組のScottie Schefflerと最終第20組のTommy Fleetwoodに絞られた。
Scottie Schefflerは、14番からの4連続バーディでこの日9アンダーパーをマークし、通算19アンダーパーでホールアウト。一方のTommy Fleetwoodは17番で痛恨のボギーを叩き、1打差2位に後退。松山は10、12番のバーディの後はスコアカード通りのプレーでこの日6バーディ・ノーボギーの65でホールアウト。3位に並んでいた最終組のJon Rahmが最終ホールをボギーとし、松山の3位以内が決定。最終ホールのTommy Fleetwoodはパーオンを逃し、入れば金メダルをかけたプレーオフ進出が決まるアプローチが外れた瞬間、Scottie Schefflerの金メダル獲得が決まった。松山は、ホスト開催でギャラリーの大声援を受けてのプレーとなったVictor perez(フランス)に1打差をつけ、日本男子ゴルフ界初のメダルとなる銅メダルを手にした。

【写真提供/IGF】

メダル授与式を終えた松山は「金メダルを目指していて、今日も17番ホールを終えるまでそのチャンスはあったと思います。でも、メダルを獲るために前回の東京五輪で苦労して、それで獲れなかったということあるので、今回こうやって銅メダルを獲得できて嬉しいです」と充実した笑顔を見せると、「この4日間、すごく集中してプレーできたと思います。第3日はうまくいかなかったことも、今日はミスをしても良いラインについたり。昨日から、そういうものだと思ってプレーしていましたが、その思いが通じたのだと思います」とこの4日間を振り返った。

松山の銅メダル獲得に嬉し涙を見せた丸山茂樹監督について質問が及ぶと「リオ五輪は辞退をして、前回はメダルを獲ることが出来なくて。丸山さんには12年の間、監督を務めていただいて、金メダルではないですが、銅メダルを獲得できてよかったです」と、日本チームを盛り上げてきた丸山監督の労をねぎらい、「自分の銅メダル獲得をきっかけに、男子ゴルフももっと見ていただけたら嬉しいですし、まだまだ次のオリンピックも頑張りたいという気持ちです」と、4年後のロスオリンピックに向けての思いを明かした。

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著者プロフィール

(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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