仕事のやる気力がなにも起きないとき、どうしたらいい?選択理論心理士の考え方

MELOS -メロス-
なにもやる気が起きない、仕事のモチベーション低下に悩んでいる。

そんなときの考え方を、つのだデンタルケアクリニック院長で日本選択理論心理学会認定選択理論心理士の角田智之先生の以下記事から、一部抜粋してお届けします。選択理論の視点から、具体的な考え方を見ていきましょう。

【MELOS】

行動を分解してみると、「変えることができるもの」が見えてくる

人の行動は4つに分解できます。

1.思考(考える、思うなど)
2.行為(歩く、読むなど)
3.感情(楽しい・イライラなど)
4.生理反応(汗をかく、ドキドキするなど)


この中で、変えやすいものと変えにくいものがあります。

「思考」と「行為」は自分の意志で変えやすい

変えやすいものは、「思考」と「行為」です。変えにくいものは、「感情」と「生理反応」です。

いま、何もやる気力が起きないというのは、「感情」が負の方向に反応しています。感情は変えられないと思ってしまうため、さらにやる気がなくなってしまいます。

ただ、感情は変えにくいだけであって、変えることはできます。

やる気があったときの想いや願望を思い出し、それを分析してみる

入社したときは誰でも、会社でこうなりたいという願望があったはずです。それを思い出し、その願望に近づくための「思考」と「行為」を選択してみましょう。

会社で仕事のやりがいを感じたかったということであれば、“自分にとってのやりがいとはなにか”をセルフカウンセリングしてみるのもよいと思います。結果として、“お客様に喜んでもらうこと”をやりがいと感じていた自分に気づくかもしれません。

●“希望しない部署で働くことになってしまった”というケース
「商品開発をやりたかったが、営業になってしまった。しかし、営業でも“お客様に喜んでもらう”というやりがいは共通している。
また、商品開発の仕事に携わるまでに、営業で顧客と接する機会を多く経験することで、いかにしてお客様に喜んでもらえるかというスキルを磨けるかもしれない。
そのスキルを手に入れてから商品開発に部署移動すれば、他者にはない“強み”となるだろう」

このような視点を持つこともできます。

仕事を好きになる方法はふたつある

仕事を好きになるには、“好きな仕事に就く”または“仕事を好きになる”のふたつが挙げられます。

“好きな仕事に就く”というのは一見よさそうですが、その仕事を辞めてしまえば終わってしまいます。再び好きな仕事の採用募集を探すしかありません。

一方、“仕事を好きになる”ノウハウを持っていれば、今の仕事を好きになることもできますし、たとえ転職したとしても、どんな仕事でも大丈夫という自信になります。

●“仕事を好きになる”ノウハウとは
“仕事を好きになる”ノウハウとして、ぜひ試していただきたいことがあります。

それは、いま自分に課せられている仕事を、一生懸命、一心不乱に取り組んでみることです。3日間だけで構いません。

3日過ぎたころには、今までにない自分の姿をみることができるでしょう。
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