「疲れにはコーヒーより緑茶」。脳疲労の専門家が語る、その理由とは

MELOS -メロス-
仕事のお供はコーヒーという人も多いのでは。人によってはエナジードリンクでしょうか。どちらもカフェインが含まれており、カフェインをとらないとぼーっとしてしまう、眠気が襲ってくるなどよく聞きます。

しかし、脳疲労についてくわしい、⼈間性脳科学研究所所⻑で武蔵野学院⼤学・⼤学院教授の澤⼝俊之先生によると、カフェインの効果は一時的なもので、集中力などの脳機能の向上にはそれほど意味はなく、逆に後から疲れを感じてしまうといいます。

脳の疲労には、コーヒー以外にどんな飲み物がおすすめなのか。以下の記事から一部抜粋してお届けします。

【MELOS】

疲れずにすーっと仕事をしたいなら「緑茶」はオススメ

「緑茶のカテキンは脳にも病気予防にもよい成分です。まさにスーパーサプリメント。仕事時にもおすすめの飲み物です。これから仕事をするぞというときは前頭前野に負荷がかかるのですが、緑茶は前頭前野を活性化してくれるので、疲れずにすーっと仕事ができますよ」(澤⼝先生)

飲み物を緑茶にしたり、あるいは魚をよく食べたりすると、数カ月で効果が出るという研究もあります。また、長期的に取り入れれば前頭前野が大きくなるという報告があります。

GABA(ギャバ)が入っているノンカフェインドリンクも選択肢のひとつ

ちなみによく聞く成分として“GABA(ギャバ)”はどうでしょうか。最近では機能性表示食品などに含まれることもあり、疲れやストレスを軽減すると聞きます。

「GABAは、アミノ酸の一種なので脳に入っていかないという研究が多かったのですが、最近では入っていくのではないかという説が出てきています。GABAが入っている飲料を飲むとよいのではないかという研究もありますね。なので、GABAはある程度摂れば脳に入っていく可能性があります」(澤⼝先生)
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