セレッソ大阪【J1リーグ第10節 C大阪vs.横浜FM】今季初の敗戦後、今季を占う重要な一戦。ACLファイナリストに対し、真っ向勝負を挑む
【CEREZO OSAKA】
もっとも、敗れたとは言え、名古屋戦は悲観する内容ではなかった。前半から多くの時間でボールを支配。失った後の切り替えも早く、素早く回収して2次攻撃につなげるなど、前半はハーフコートゲームと呼べる展開を披露した。ただし、そうした流れの中で先制点を奪えずにいると、後半20分、CKから失点。相手に与えた最初の決定機を決められた。今季ここまで全ての試合で先制に成功していたセレッソにとって、初めてリードを許す展開になったが、失点から2分後、相手GKとDFのパス交換が乱れたところをルーカス フェルナンデスが見逃さず、高い位置でボールを奪取。冷静に中を見てクロスを上げると、レオ セアラが押し込み、すぐさま同点に追いついた。このまま一気に逆転まで持ち込みたいところだったが、82分に今度はFKから失点。再び追いかける展開になると、香川真司のスルーパスからセアラが決定機を得るなど最後まで攻めたセレッソだったが、追いつくことはできず、今季初の敗戦となった。それでも試合後のロッカールームでは、「次が大事」という言葉が多くの選手から飛び交っていたようで、頭はすでに今節へと切り替わっている。
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(文=小田尚史)
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