明治安田J2リーグ 第6節 清水エスパルスVSブラウブリッツ秋田 2024.3.24

note
チーム・協会
【これはnoteに投稿されたモリリンさんによる記事です。】
前節ともに勝利を挙げた2チームの対戦となった。昨シーズンは、秋田が1勝1分と清水は秋田相手に勝利がなかった。6分に乾がアクシデントで交代となったが、26分に北川が得点を決め、清水が先制する。その後も、清水がボールを握り前半を終える。後半、序盤は清水がボールを持つが、その後は秋田がボールを握り、攻め込む時間帯もあったが、守り切り、1-0で清水が勝利した。

結果

(H)清水エスパルス 1 対 0 ブラウブリッツ秋田(A)
エスパルス勝利!(3連勝!)

得点
清水エスパルス26分 23北川

ブラウブリッツ秋田:なし

スタメン

オレンジ:清水 白:秋田 【モリリン】

選手交代
清水エスパルス6分 33乾→19松崎 69分 11ブラガ→44西原 23北川→41白崎 87分 14山原→5北爪 19松崎→3高橋

ブラウブリッツ秋田56分 8畑→14大石 18吉田→11梶谷 61分 29佐藤→7水谷 81分 6諸岡→25藤山 10小松→17半田

感想

清水エスパルス:3連戦最後の試合であったため、スタメンを含め、選手の入れ替えがあるのか気になっていたが、スタメンの変更はなかったため、驚いた。乾が怪我をしたが、他の選手が怪我をせずに試合を終えることができたため、ホッとしているが、センターラインの選手たちの疲労度は高いと見えました。また、このままだと夏場に戦え抜くことができないと思うため、ターンオーバーを考えなければいけないと改めて思いました。ゴールキックから、色々な攻撃をすることができたのは良かった思います。また、乾がいない時は、北川、カルリーニョスあたりが攻撃の起点となり、後方からボールを繋いでアタッキングサードまで侵入することができたのは、今後の戦い方への参考になると思います。

ブラウブリッツ秋田:前半は、清水にボールを持たれる展開が続いたため、自分たちからゴール前までボールを運ぶことが少なかった。しかし、乾が負傷交代し、少しバタついた清水のミスなどからシュートまで持ち込むことができた。後半は、清水のCB2枚に対し、FW2人がアタックし、清水DFとポジションを入れ替えるや、事故らせて決定機を作ることができた。そのため、1点でも入っていれば、試合展開は変わっていたため、ファウルなどでチャンスを潰してしまったのはもったいない。予想通り、フィジカルと高さを使った攻撃が多かったため、自分たちの特徴を理解しながら、相手の弱点を突くサッカーだと思いました。



※今回から、試合展開や両チームの狙いなどについて書いていきます。

試合展開

ハイプレスをし、フィジカルや高さを使ったプレーを多く使った秋田。
相手とあまり競らずに攻撃をする方法を取り、ボールを繋いで前進することや、ゴールキックから少ないボールタッチでゴール前まで侵入した清水となった。
ポゼッション率は清水が66%、秋田が34%となり、スタッツ通り、清水がボールを持ち、秋田は、ロングボールやカウンターなどからチャンスを作っていた前半である。後半は、秋田が攻める時間が多くなり、決定機を作ることができた。攻め込む秋田に対し、後半もボールを回してチャンスをうかがっていた清水である。選手交代などをうまく使い、西原のチャンスなどを作ることができたが、そのまま試合が終了した。

両チームの狙い

秋田は、これまでも書いた通り、フィジカルや高さを使った攻撃をすることに加え、守備では、前線からプレスをかけて、高い位置でボールを奪い、速攻を狙っていた。ハイプレスはうまくいっていなかった。しかし、長いボールを使った攻撃は、前半は、うまくいかなかったが、後半は、清水のCB2枚と秋田のFW2枚が2対2のような状況を多く作っていた。また、サイドにいる時は、清水のCB1枚に対して、FW2枚がアタックする場面もあり、CBにアタックするという目的は明確であった。そのため、ポジションが入れ替わり、チャンスになることが多かった。49分の決定機は作戦通りであると思う。競り合うために、清水のCB1枚は必ず出てくるため、1対1を必然的に作ることができた。相手CBにアタックを繰り返したため、終盤、清水のCB2枚はかなり疲れていた。

清水は、フィジカルが強い秋田に対し、競り合いをあまりしない攻撃をする狙いであった。特に、ゴールキックはこの試合に向けていくつかのパターンを作ってきたと思われる(詳しくは次の投稿で説明します)。また、スローインからカルリーニョスがサイドチェンジをして前進することもできていた。乾が負傷交代をしたが、北川が中盤に降りてボールを散らすや、カルリーニョスがサイドからカットインし、展開するなどをして、ゴール前に侵入する回数を増やしていた。また、前半は、宮本がゴール前に入っていたため、相手のDFラインを下げることと、こぼれ球を狙うことをしていた。前半は、相手に縦パスやロングボールからシュートまで持ち込まれることがあったため、後半は、DFラインを高く設定し、中盤と距離を短くすることにより、セカンドボールを拾うことを狙っていた。しかし、秋田は、CBをアタックしたため、セカンドボールを拾うことがあまりできず、秋田に決定機を作られることが多かった。また、競り合いためにCB1枚がつり出されていたため、高橋を入れてバックにし、CB1枚をフリーマンにし、対応をした。


※メンバーはスタメンのままです 【モリリン】

後半は、図のような配置になることが多かった。清水はDFラインを上げるが、秋田はロングボールを使うため、DFラインが少し下げられてしまった。そのため、清水は中盤とDFの距離が少し遠くなったため、セカンドボールを拾うことができなかった。そのため、高橋を入れて、フリーマンとなり、アタックもカバーもできるようにした。また、この試合ではなかったが、権田がスイーパーの役割をして対応をすることも可能であると思った。

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