正しい腸活を知っていますか?1回3分「おなかをねじるだけ腸活」

ココカラネクスト

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「いつも便秘気味でからだが重い」
「手軽で健康的なダイエット法が知りたい」

そんな方におすすめしたいのが「おなかねじり腸活」です。便秘解消やダイエットなど、たくさんの健康効果が期待できると話題の「腸活」には、食事法や運動、マッサージなど、さまざまなアプローチ方法があります。

今回は、その中から1回3分でできる手軽な腸活「おなかねじりエクササイズ」をご紹介します。腸を元気にしてからだの内側から調子を整え、はつらつとした毎日を過ごしましょう!

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1.おなかをねじるだけで腸活になるって本当?

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腸は、食べたものを消化吸収して栄養を取り込み、便を形成して排出を促す働きがある重要な臓器です。そのため、腸の働きが悪くなると、便秘や下痢をはじめ、冷えやむくみ、ぽっこりお腹など、さまざまな不調の原因になるとされています。(※1)

また、腸内に便がつまっているとからだが重く感じられ、動くのも億劫になりやすいことから、ますます運動不足に陥る、といった悪循環も懸念されます。

「腸活」とは、食事や運動、マッサージなどで腸にアプローチして働きを活性化し、腸本来の機能性を取り戻す健康法です。ここでは、おなかをねじることで腸が活発になる理由と、そのメリットをご紹介します。(※3)

1‐1.おなかをねじると腸が活発になる理由
腸には大きく分けて大腸と小腸があります。胃からつながり6メートル以上の長さがあるとされる小腸はおへそ周辺に位置し、その周りを大腸が四角い形状で囲むような構造になっています。
栄養の吸収や排泄といった重要な役割を司る腸は、その形状ゆえ、動きが悪くなると便がつまりやすくなり、毒素や老廃物の滞りを招く恐れがあるのです。

腸の動きをスムーズに導き、その働きの活性化を目指せるのが「おなかをねじるだけ腸活」です。

おなかをねじることで外側から腸を刺激でき、腸周辺の血流やリンパの流れを促進する効果が期待できます。これによって、腸の動きが活発になり、ぜん動運動が促されると考えられているのです。(※2)

1‐2.腸が活性化することで得られるメリット
腸の活性化で期待できるメリットは、以下の通りです。

・便秘解消
・冷えの改善
・むくみ解消
・デトックス効果
・ダイエット効果
・ぽっこりお腹の解消
・免疫機能の向上
・自律神経のバランス調整
・ストレスの緩和
・リラックス効果
・新陳代謝の活性化
・美肌効果

おなかをねじる腸活によって腸が活性化すると、消化や毒素の排出がスムーズになるため、さまざまな不調の改善につながるほか、健康や美容面においてもよい変化があるとされています。(※2)

2.腸の活性化を促す! 1回3分の「おなかねじりエクササイズ」

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腸の活性化におすすめのエクササイズ、「おなかねじり」2選をご紹介します。深い呼吸に合わせておなかをねじって腸にやさしくアプローチし、ぜん動運動を促して腸から健康なからだづくりを目指しましょう。

2-1.寝たままできるおなかねじり
仰向けの姿勢でできる腸活エクササイズです。朝起きたときや寝る前など、リラックスした状態で取り入れてください。

(1) 仰向けになり、両ひざを曲げたまま胸に引き寄せて両手ですねを抱き抱えます。

(2) 息を吐きながら、太ももでおなかを圧迫するイメージでひざを胸に深く引き寄せます。まずは、この姿勢のまま30秒(3~5呼吸)キープします。

(3) 次に、両腕をバンザイするように頭の方に移動させ、息を吐きながら、両ひざを右側に倒します。顔はひざと反対方向に向けてツイストを促しましょう。このまま3呼吸ほどキープし、左右を入れ替えます。

(4) (3)の動きを3~5回くり返します。

2-2.イスに座ってできるおなかねじり
イスに座ったままできる腸活エクササイズです。自宅でくつろいでいるときや仕事の合間にも気軽に取り入れられます。

(1) イスに浅めに腰かけ、背筋をしっかり伸ばします。

(2) 右脚が上になるように脚を組み、左手を右の太もも外側に添え、右手は背もたれをつかむか、ない場合はイスの後ろの部分をつかみます。

(3) 息を吸いながら背筋を伸ばし、息を吐きながら、おなか、胸、右肩の順番に右方向へ胴体をねじります。おなかをしっかり縦に伸ばしながら、手でサポートするようにツイストを深めましょう。

(4) この姿勢のまま3~5回深呼吸をくり返します。反対側も同様に。

3.腸の働きをよくするには漢方薬もおすすめ(情報提供:あんしん漢方)

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慢性的な便秘や太りやすい体質にお悩みの方には、漢方薬による内側からの「腸活」もおすすめです。

漢方薬のなかには、からだを温めて血(けつ)の巡りを改善し、腸の機能を整える作用のあるものや、体内の水分バランスを整えて便を柔らかくし、便や脂肪の排出を促すものもあります。

腸活によって自律神経が整うと、心穏やかに過ごせ、睡眠の質向上が期待できます。また、消化や吸収が改善されることで、太りにくく痩せやすい体質を目指せるでしょう。

漢方薬は体質改善を目的とした医薬品として効果が認められている自然由来のお薬です。比較的、副作用が少ないといわれているため、ダイエットが目的の方でも安心して服用できます。

さまざまなアプローチ法で体質の改善に働きかける漢方薬は、慢性的な不調にお悩みの方や、健康的にダイエットしたい方の心強い味方となるでしょう。
<腸活におすすめの漢方薬>

・大建中湯(だいけんちゅうとう):おなかの冷えや張りが気になる方におすすめです。
腸を温めることで、大腸や小腸の血流を促し、腸の働きを整えます。冷えに伴う腹痛やおなかの張りの改善に用いられます。

・防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん):便秘がちでぽっこりお腹が気になる方におすすめです。からだの余分な熱を取り除き、血流や水分代謝を促して便通をよくします。また、脂質代謝を促すので、ため込んでいる脂肪を減らすのに役立ちます。
ただ、注意したいのは、漢方薬は自分に合っているか否かがとても大切だということです。自分の今の状態に合っていない場合は、効果がないだけでなく、からだへのダメージ(副作用)を受ける場合もあります。そのため、購入の際には漢方に精通した医師、薬剤師へのご相談をおすすめします。

4.正しい腸活で内側からからだを変えよう!

腸を活性化して内側から痩せやすいからだをつくる健康法「腸活」をご紹介しました。腸活で腸本来の機能性を取り戻すことで、からだにたまった毒素や老廃物の排出を促し、必要な栄養の吸収をよりスムーズに行うことが期待できます。

ご紹介した「おなかねじりエクササイズ」は、腸に外側から直接アプローチできる効率的な腸活です。気づいたときに気軽に取り入れて腸を活性化し、軽やかなからだを取り戻しましょう。

<参考サイト・文献>
(※1)健康長寿ネット「腸内細菌叢(腸内フローラ)とは」 公益財団法人長寿科学振興財団
(※2)江田証(著)『新しい腸の教科書 健康なカラダは、すべて腸から始まる』池田書店

[文:あんしん漢方]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
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