ヘッドスピードをアップさせるために捻転が必要な理由と捻転を作るドリルを紹介!

【(c)GettyImages/PhotoTalk】

飛距離を伸ばすためにヘッドスピードアップが必要不可欠なことは、ご存じかと思います。

しかし、いくら力を入れてクラブを振り回しても、なかなかヘッドスピードは上がらず、飛距離は伸びないものです。手打ちのスイングではどれだけ振っても安定性に欠けるばかりか、飛距離は逆に落ちてしまう可能性も高くなります。

そこでヘッドスピードアップさせるためには体を捻じる「捻転」が必要となるわけです。ここでは、捻転の必要性とヘッドスピードをアップさせるための捻転方法やドリルを紹介します。

ヘッドスピードアップに大切なのは体幹

ヘッドスピードをアップさせるために重要なのが体幹です。どれだけ腕に力を入れてもなかなか飛距離が伸びるものではありません。

腕に力を入れて飛距離が伸びるのならば、プロレスラーのような体格の人がもっとプロゴルファーにいてもいいはず。しかし飛距離を伸ばすために重要なのは、そこではないのです。

大切なのは腕ではなく体幹なのです。

体幹をしっかり使うためには捻転が重要

ゴルフスイングで「体幹を使う」というのは、下半身や股関節、上体の捻じれを上手にスイングのパワーに変換することです。

この捻転が上手くできていれば、体幹がしっかり使えている証拠となります。腕や手先の細かい筋肉ではなく、腹筋や背筋など体の中心に広がる筋肉を使っていくことが大切です。

捻転が使えないとスイングはどうなる? 飛距離は?

体の捻転が使えないとスイングスピードは落ちてしまいます。どれだけ腕に力があったとしても、腕だけの力ではヘッドスピードをアップさせるには限界があるのです。

また捻転を使わない手打ちのスイングではヘッドスピードが上がらず、さらに左右にボールが曲がってしまう確率も高くなるため、キレイなスイングにならず飛距離も伸びないでしょう。

捻転を身に付けるための練習方法

捻転を作るのはゴルフのスイングで非常に大切です。しかし、すぐに捻転を作れるわけではありません。

そこで捻転を身に付けるための練習方法を紹介します。

両肩にクラブを当てて両端を地面に向けるドリル
まず体の捻転を自分の体に覚えさせるドリルです。ボールを打つわけではありませんので、自宅でいつでも簡単にできるのがメリットです。

まず足を肩幅に開いて、ゴルフクラブを両肩に当てて腕を交差させて押さえます。次にショットするときのような前傾姿勢を作ったまま体を左右に捻じっていきます。

このときヘッド側とグリップ側がそれぞれ地面を指すように捻転を作ってみましょう。

腰や背中を柔らかくするドリル
実際に強い捻転を作ってみると、思いのほか背中や腰が突っ張るような感覚を覚えるはずです。そこで腰や背中を柔らかく使えるようにストレッチの要素も取り入れたドリルを紹介します。

まず右手を右肩に、左手を左肩に軽く触れるように準備します。続いて肩幅くらいに足を開いて前傾姿勢を作りましょう。最初は左ひじを右ひざの外側へ捻じるように動かします。次に右ひじを左ひざの外側へ逆に捻じっていきます。

腰や背中、股関節を大きく動かすように体を捻転させるとより効果的です。

アイアンを2本持ってゆっくり素振りをするドリル
アイアンを2本まとめて持ってゆっくり素振りをするのも、捻転を作るために有効なドリルです。

このとき注意したいのが、腕でクラブを振るのではなく、体全体をしっかり使ってゆったりとスイングすることです。

腰や背中がしっかり捻じれを作れているかどうか、確認するようにゆっくりスイングするのがおすすめです。

このドリルは練習だけでなく、ラウンド前のストレッチや体をほぐす運動にも効果的です。

捻転をしっかり作って飛距離アップ!

飛距離アップに重要な捻転とその習得に効果的な練習方法をご紹介しました。

こちらで紹介したドリルを行ってしっかりと捻転を作って、力強いスイングを目指していきましょう。

正しい捻転が作れるようになるだけでスイング効率が飛躍的に向上して、飛距離を大きく伸ばせるよう、頑張ってください。
  • 前へ
  • 1
  • 次へ

1/1ページ

著者プロフィール

これからゴルフを始める方や初心者のための情報サイトです。クラブやボールなどラウンドするまでに準備する道具や、練習方法、ルール・マナーなどの基礎知識、コースデビューするために必要なことなどをわかりやすく丁寧に紹介しています。ゴルフの入門ガイドとしてご活用ください。

新着記事

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント