酒類販売320年の老舗が放つ静岡最大級 『インドアゴルフパークMabuchi 浜松肴町』

GEW(月刊ゴルフ用品界)

【インドアゴルフパークMabuchi 浜松肴町】

酒類・食品販売の間渕商店(静岡県浜松市)は、浜松市の中心市街地に大型のインドアゴルフ練習場を5月10日にオープンした。『インドアゴルフパークMabuchi 浜松肴町』がそれで、浜松中心街では初めてゴルフ練習に特化した屋内施設。

静岡県内最大級の10打席すべてに弾道計測器を備え、プロのワンポイントレッスンも受けられる。

まずは動画で

近隣住民や会社通勤のサラリーマンなどの需要を見込んでおり、同店の中澤克哉店長が、

「間渕商店にとっては初のスポーツ事業への参入となります。コロナ禍の影響で自社ビル物件から居酒屋が退店。その跡地を活用し街の活性化に努めたい」

と前置きし、参入経緯についてこう話す。

【中澤克哉店長】

「当社は創業約320年の老舗で、〝街中に『にぎわい』を創る会社〟を社是にしています。当初、フィットネス施設なども検討しましたが、社内はゴルフ愛好家が非常に多く、インドアゴルフに決めました。コロナ禍で、老若男女を問わず楽しめるゴルフ人気が高まった。楽しく効率良く上達を実感できる環境を作りたかったのです」

と話す。

月会費は9900円(平日のみの利用)~で、「ワンランク上の大人のゴルフ練習基地」をコンセプトに24時間年中無休、定額制通い放題システムで現在営業中。

入店は、予約時に発行したQRコードをスマホなどでかざすとドアが開く。指定打席でもう一回QRコードを読み見込ませるとログイン、機器が稼働する仕組みで、

「会員予約をしていただかないと入店は一切できません。防犯カメラを設置しているので、スタッフがいない深夜帯でも安心して施設を利用していただけます」

【QRコードを使ったログイン】

125坪、10打席完備は県内最大級

店舗面積は約125坪。広々とした店内はスタイリッシュで、落ち着いて練習できる空間という印象だ。店内には、家族や友人同伴可能な完全個室のVIP席を含む全10打席を設置し、「結果を出すための屋内練習場」として、最新シミュレーターの導入に踏み切っている。

VIP打席のみ『トラックマン4』を設置し、スイングデータや飛距離などを正確に分析。メイン9打席には、高速カメラとストロボを搭載したディテクトの弾道計測器『Prizm Pro(プリズムプロ)シグナス』×2台及び『スイングベターPOD』×7台が導入されている。

【データ表示】

いずれの機種はクラブヘッドの軌道、入射角、ヒットポイントなどの詳細データが得られるため、

「屋外の打ちっぱなし練習場とは違い、データやプロによるフィードバックにより効率よく上達につなげられる」
と満足の様子。

メイン9打席へディテクト選定の理由とは

【室内の様子】

ディテクトの弾道計測器導入の決めてとは?
「施設を作る際にあらゆるメーカーの機器を調べましてね。実物をみるまで半信半疑でしたが、渋谷のディテクト本社へ直接訪問し、実際に体験して納得できるスペックだった。高精度の高速カメラによるインパクトゾーンのきめ細やかさやコマ数が導入の大きな理由です。これなら戦っていけると」

具体的には?
「インパクト映像がスロー再生されたり、線が引けるというのはどのメーカーでも装備してますが、ボールがクラブに当たった瞬間の様子が刻一刻と様々な角度から再生される。映像は嘘をつきませんから、説得力が増しますよね。自分のスイングの欠点が明確になり、その悩みを映像とデータの両方で解決してくれます」

一人一人に寄り添った結果の出せる施設にしたい

【室内の様子】

会員は、同店が契約する日本プロゴルフ協会会員のプロによるレッスンも無制限で受けられる。5月の開店以来、全体の2割が女性や初心者、ブランクがある人の入会も多いそうで、

「初心者の方も多いので、一人一人に寄り添って結果の出せる施設を目指していきたい。そして、それぞれの目標をプロと一緒に達成してもらえたらうれしいですね。私もゴルフが大好き。酒類営業からこちらへ移籍を志願したほどで、会員のみなさんと一緒に楽しみながら上達したいですね」

と話す。
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著者プロフィール

1978年2月創刊のゴルフ産業専門誌「月刊ゴルフ用品界」(GEW)を発行。2000年5月から影響力のあるコアゴルファーを対象にネット情報を発信するウエブサイト「GEW」を立ち上げた。各種業界団体と連携、ゴルフ市場活性化への活動も推進中。

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