「愛情不足で育った大人」に共通する特徴とは?臨床心理士が解説
幼少期、親などからの愛情が不足した状態で育ったら、どのような大人に成長するのでしょうか? 大阪カウンセリングセンターBellflowerの臨床心理士・町田 奈穂さんが解説します。
【melos】
愛情不足で育った大人の特徴とは
愛情不足で育った場合、「コミュニケーション面」と「行動面」、この2つで問題が出てくることが多いです。
コミュニケーションの問題
■人と適切な距離を取るのが苦手
距離が近すぎてしまう、あるいは、極端に関わろうとしない。
■信頼関係が構築できない
悲しみや怒りの感情をぶつけすぎてしまう。謝罪ができず、嘘で誤魔化し続けてしまう。というようなことから、人から信頼をしてもらえない。
距離が近すぎてしまう、あるいは、極端に関わろうとしない。
■信頼関係が構築できない
悲しみや怒りの感情をぶつけすぎてしまう。謝罪ができず、嘘で誤魔化し続けてしまう。というようなことから、人から信頼をしてもらえない。
行動の問題
■感情コントロールが苦手
過度に傷つきやすかったり、落ち込みやすかったりする。
■依存傾向が高い
感情のコントロールが難しいため、ストレスを感じやすいが、適切な発散ができず、人や物に依存してしまいやすい。
■職場や恋愛関係を保ちにくい
新しい環境への適応が難しく、職が安定しにくい。また、人との適切な距離感を保てないことから、恋愛関係を保ちにくい。
過度に傷つきやすかったり、落ち込みやすかったりする。
■依存傾向が高い
感情のコントロールが難しいため、ストレスを感じやすいが、適切な発散ができず、人や物に依存してしまいやすい。
■職場や恋愛関係を保ちにくい
新しい環境への適応が難しく、職が安定しにくい。また、人との適切な距離感を保てないことから、恋愛関係を保ちにくい。
なぜこのような特徴があらわれるのか
愛情不足で育った人がコミュニケーション面などで問題を抱えるのは、「愛着」が課題といえます。
幼少期によく面倒を見てくれる人(多くの場合、母親)とまずは「愛着」という情緒的な結びつきを形成します。この愛着形成を安心のベースとして、子どもは他者とコミュニケーションをとり、人間関係を形成していきます。
そのため、幼少期に養育者と基本的な愛着関係を形成できていないと、人間関係を上手く構築するのが難しい場合があります。
幼少期によく面倒を見てくれる人(多くの場合、母親)とまずは「愛着」という情緒的な結びつきを形成します。この愛着形成を安心のベースとして、子どもは他者とコミュニケーションをとり、人間関係を形成していきます。
そのため、幼少期に養育者と基本的な愛着関係を形成できていないと、人間関係を上手く構築するのが難しい場合があります。
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