日本女子オープンゴルフ選手権 最終ラウンド終了

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通算15アンダーで原英莉花が3年ぶり2度目の戴冠を果たす

【2度目の本選手権優勝を決めた原英莉花とローアマチュアの中村心】

2023年度(第56回)日本女子オープンゴルフ選手権は1日、福井県あわら市の芦原ゴルフクラブ・海コースで最終ラウンドを行い、通算11アンダーパーの単独首位でスタートした原英莉花が4つスコアを伸ばし、通算15アンダーパーでホールアウト。2020年大会以来2度目の本選手権優勝を決めた。
3打差の2位に菊地絵理香、通算8アンダーパーの3位タイにはこの日6バーディ・1ボギーの67をマークした木村彩子、ベテランの青木瀬令奈が入賞。国内グランドスラムを狙った申ジエは、ペ ソンウ、森田遥とともに首位と8打差の5位タイで終戦。古江彩佳は、1番ホールでチップインイーグルを奪取し首位に迫ったが、9番ホールでダブルボ ギーを叩くなど失速。この日は1つスコアを落とし通算6アンダーパーで吉本ひかる、上田桃子とともに8位タイで本選手権を終えた。
ローアマチュアは通算4アンダーパーで全体の14位タイとなった中村心が初獲得となった。

今大会は、2023年シーズン途中に行った腰の手術を乗り越えた原の強さが印象に残った。2位の菊地と1打差でティーオフした最終ラウンド。原が1番(パー5)でバーディを奪取するも2番でボギー。菊地は3番(パー3)でバーディを奪い、両者が首位タイで並ぶ。後続組でも古江が1番(パー5)で3打目を直接放り込みイーグルスタート。青木瀬令奈も連続バーディスタートで首位に迫るが、5番(パー5)で原が見事なイーグルを決めて、バーディの菊地に1歩リードを奪う。その後、後続組がスコアを伸ばしきれない中、前半を終えて勝負は最終組の原と菊地の一騎打ちとなった。後半、ともに厳しい距離のパットを決めパーを積み重ねる中、15番(パー5)で原が勝負を決めるバーディを決める。飛距離と安定感を兼ね備えたドライバーショット、好調なパッティング、冷静なコースマネジメントが光った原は、1イーグル・3バーディ・1ボギーの68でホールアウト。2バーディ・ノーボギーと自分らしさを出し切った菊地に3打差をつけて、3年ぶりに日本女子オープン優勝杯を掲げた。

JGA創立100周年を迎える2024年(第57回)大会は、9月26日から29日の4日間、茨城県坂東市の大利根カントリークラブ・西コースで開催の予定だ。
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(公財)日本ゴルフ協会(JGA:JAPAN GOLF ASSOCIATION)は1924(大正13)年10月、神戸・根岸・東京・鳴尾・舞子・程ヶ谷・甲南の全国7クラブの代表により、創設された我が国のゴルフ界を代表する団体です。ゴルフ精神の正しい順守、ナショナルハンディキャップ制度の実施、公式競技の開催、ゴルフ・ルールとエチケットマナーの正しい普及などに努め、ゴルフの健全な発展と普及を図り社会に貢献して参ります。

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