【上級編】グリーン周りの深いラフからのアプローチ攻略法!

Gridge(グリッジ)

【(c)GAHAG】

芝が伸びる夏の時期など、深くなったラフからのアプローチショットに悩まされることは少なくありません。

スコアに直結するアプローチは慎重に行いたいもの。

この記事では、深いラフからのアプローチでも距離感を出すための方法について解説していきます。

1.深いラフからアプローチする時の基本

深いラフからのアプローチでは、オープンスタンス気味に構え、その分フェースを開いてアドレスします。

ボール位置は左足のかかとの前。ふわっとボールを上げるために、腰を落として重心を低くしましょう。

逆目の芝でない限りは、ゆっくりと大きめにスイングしましょう。

両脇を締め、芝の抵抗に負けないようしっかりとグリップを握って固定します。

手首を固定しストロークはボールの手前から芝を刈り取っていくようなイメージに。

インパクト~フォローもフェースを返さず上向きのままで。

上記のような基本を踏まえた上で、距離感について考えていきましょう。

2.ボールの沈み具合をチェック

ちょうどいい距離感で深いラフからのアプローチを打つためには、ボールの芝への沈み具合を確認し、打ち方を変える必要があります。

▽完全に沈んでいる▽

難しくトラブルショットになりやすい状況。

ダウンブローを意識して打っていきます。鋭角に打ち込むことで、フェースにからむ芝の抵抗を最小限にできるからです。

芝が固ければグリップを強めに、柔らかいときはそれよりも弱く握りましょう。

▽半分沈んでいる▽

フェースが芝に負けて閉じないように、軽くフェースを開いて草を切るように振ります。

▽芝の上に浮いている▽

通常通り打っていってかまいませんが、浮いたボールの下をフェースがくぐり抜けないように気を付けましょう。

3.芝の抵抗度合いを知る

芝の抵抗がどのくらいあるのかもチェックが必要です。

・歩いた時の感覚
・順目か逆目か
・素振りをしたときの抵抗

これらから芝の抵抗を予測して、どのくらいの強さでストロークしていくかを判断することが、深いラフからのアプローチで距離感を合わせるコツです。

逆目の時や芝の抵抗が強い場合には、芝に負けてフェースがかぶらないよう、大きめに開き、強めにグリップします。

順目であったり芝の抵抗が少ない場合には、フェースを軽く開き、柔らかくストロークすることで、思った距離感で打ちやすくなります。

4.ランの距離を計算に入れる

深いラフからアプローチをした場合、通常のアプローチと異なる点がもう1点あります。

それは、フェースとボールの間に芝が入ることで、ボールにスピンがかかりにくくなってしまうということ。

そのためにボールが止まりにくくなり、通常のアプローチと比べてランが出やすくなるのが特徴です。

長めにランが出ることを想定して距離感を出すことも、深いラフからのアプローチを成功させるための大切な要素になることを、忘れないようにしましょう。


いかがでしょうか?

アプローチの良し悪しはスコアメイキングに大きな影響を与えます。

深いラフからのアプローチは時に難しい状況もありますが、ケース別の対処法をしっかりとマスターしてスコアアップにつなげましょう。
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『ゴルフの楽しさをすべての人に』をコンセプトにしたゴルフ情報サイト。 ビギナーゴルファーにも読みやすいマナーやルールの記事や女性ゴルファーに向けたレッスン記事など幅広い情報を発信中。

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