【辻梨恵プロがティーチャー】冬ゴルフは体を温めてからスタート。序盤の攻め方は手前からが鉄則!
【Regina 辻梨恵プロ】
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◆貼るカイロを上手に利用しましょう!
もちろん、たくさん着込むと体が動きにくくなるだけに、着る枚数を減らしつつ、温かさをキープすることが重要です。最近は防寒防風の機能を兼ね備えたウエアが多く、これに発熱タイプのインナーを着ておけば、枚数を減らしつつある程度の寒さをしのげます。レディスゴルファーなら、裏起毛の厚めのタイツとかもお勧めですね。私の場合、さらに貼るカイロを利用しています。背中だけでなく、上腕に貼るとスイングの邪魔になりません。インナーの上に貼るのがいいでしょう。意外と効果が大きいのは足用のカイロです。スパイクの中に入れたり、靴下に貼ったりすることで、足元の寒さを気にすることなくラウンドできますよ。
できれば体の外側だけでなく、内側も温めましょう。スタート前の練習ではストレッチをしっかりと行いますが、特に股関節や肩甲骨周りは解しておきます。練習していると、上着を脱ぎたくなるかもしれませんが、日中気温が上がりそうもなければ、結局スタート前に再び着ることになるので、多少暑いなと思っても脱がないほうがいいと思います。
スタート前に練習しない人は、レストランでホットドリンクを飲んで体の中を温めるのもいいでしょう。保温性の高い水筒に暖かいドリンクを入れ、ラウンド中に飲むのもおすすめです。
インナーの上から左右の上腕にカイロを貼っておくと、スイングの邪魔にならず、温かさをキープできます 【Regina】
ホットドリンクを用意しておくと、冷えた手を温めることにも役立ちます 【Regina】
ラウンド前はしっかりとストレッチを行いますが、特に股関節や肩甲骨周りは解しておきましょう 【Regina】
◆体が回らないときは手打ちで構わない
グリーンが凍っている場合、パッティングにも影響があります。通常よりも転がりが悪くなるため、ショートしがちです。カップの少し奥に仮想のカップをイメージして、そこに合わせた距離感で打ちましょう。
寒いと体が動きにくくなりますが、その状態で無理に体を回してもミスショットの原因になるだけです。体が回らないのであれば、あえて回そうとするのではなく、手打ちを心がけましょう。クラブと腕だけでもしっかり振ることができれば、距離を大きく落とすこともありません。その場合、スイングリズムが速くなるとミート率が下がるので、いつもよりゆっくり目に振るぐらいの気持ちが大切です。
また、アドレスに入る前に必ず素振りをしておきましょう。夏場が1回なら2回することをお勧めします。ハーフスイングでもいいのでしっかり振っておくことで、ショットの成功率も上がってきます。
体が回らなければ手打ちで構いません。腕とクラブだけはしっかりと振り、最後まで振り抜きましょう 【Regina】
ハーフスイングでいいので打つ前に素振りを2回ぐらい行いましょう 【Regina】
◆辻梨恵プロ/プロフィール
◆撮影協力/クラウンゴルフクラブ
TEL 0465-34-1386 神奈川県小田原市久野1711
アクセス/小田原厚木道路「荻窪インター」より約10分
年中無休/48打席(1F・2F各24打席)/65台駐車場(駐輪場もあり)
開場40年の歴史を誇る「クラウンゴルフクラブ」は、2015年の全面リニューアル後、ますます女性にやさしい練習場としてパワーアップ! 広々とした打席に、練習後はリラックスして過ごせるスペース、サービスも充実。女子コンペなどのイベントやレッスン会も実施されているので、初心者でも安心して訪れることができます。さらに、化粧直しと着替えができるスペースも完備され、男性よりも高いポイント還元率と、女性ゴルファー大歓迎! ツアープロコーチである三觜喜一氏をはじめとした著名なプロが、レッスンや練習に利用することでも知られています。あのプロのスイングを間近で見られるかも…!? 寒い時期でも、1打席に1台暖房が設置されているので、冬のおこもりレッスンにぜひ訪れて。
撮影/村上悦子 取材・文/山西英希 撮影協力/クラウンゴルフクラブ
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