【クラブフィッター小倉の1本語らせて】こだわりがとことん詰まったテーラーメイド「300 MINI ドライバー」
小倉さんお気に入りのドライバー、テーラーメイド「300 MINI ドライバー」を語る！
最近のゴルフクラブはシャフトが脱着でき、弾道調整機能が付いたものが多くなりました。
これによって、自分で微調整をして楽しめるようになりました。私はクラフトマンもやっているので、自分でイジれるメリットもありますが、そういう設備がなくてもさまざまなイジり方ができるようになったので、クラブの楽しみ方をお話ししたいと思います。
クラブのカスタマイズ
飛ぶスプーンとして下から打てる仕様にもなっているので、ブラッシー（2番ウッド）的な役割もあると思いますが、私はそこを無視して、どうすれば1番ウッドと同じようにして使えるかということを考えて、改造に着手しました。
クラブのカスタマイズ：3本のシャフト
SPEEDERNXは安定感とミート率など、気持ち良く振れることを目的に作ったシャフトです。
NXは50グラム台のフレックスがX。ATTAS KINGは40グラム台のフォレックスがX。重量帯を分けて、長さを少し作り分けてみました。
300ミニは設定上普通のドライバーよりヘッドが重いので、それに負けないように硬めのシャフトで作ってたので、頑張って振らないとしっかりミートできなかったんです。もう少し楽に振りたいと思ったので、このヘッドの重さに負けないシャフトはないかと探していました。
ヘッドの重さに負けないようにシャフトの先端をチップカットしています。前のモデルよりチップカットの量を少し減らしてます。サラッと振れて調子が良いので今これを使用してます。
標準のものと違いは飛距離。シャフトを長くして小さなヘッドのローテーションのしやすさを生かし、気持ちよくフルスイングできるようにしてます。
狙った結果がでるとは限りません。これは自分も試行錯誤して失敗もしてます。失敗によって得られるものもあり、自分の好みが明確化する部分があります。
市販品で良いクラブはたくさんありますが、これだけバリエーションの増えた道具なので、結果にこだわりすぎずいろいろチャレンジしていただけたらと思います。ゴルフは楽しいですよ。
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ