ゴルフスイングではよく「左目でボールを見たほうが良い」と言われます。
しかし70〜80％の人は利き目が右なわけで、『視点がずれるから利き目で見たほうが良い』という意見もあったりして…。
ゴルフスイングは左目と右目、どちらで見るほうが良いのでしょうか。

まず他のスポーツを見てみると、野球の場合は右打ちなら左目で、左打ちなら右目でボールをとらえながら打ち返すのがセオリーだそうです。
ピッチャーに近いほうの目でボールを追いながらスイングするほうが、より正確にバットにボールをミートさせられるようです。
そうそう、野球といえば日本が世界に誇る天才バッターであるイチロー選手。
彼があれだけ活躍できたのは、利き目（右目）が最大限に活かされる左打ちを選択したからだとも言われています。

いっぽうアーチェリーやダーツのような標的を狙うスポーツの場合は、利き手と利き目が揃っていないとまずいそうです。
的と視線、そしてダーツ（アーチェリーなら矢）が一直線になりませんからね。
もし右投げで少し顔を右側に向けながらダーツを投げている人を見かけたら、その人は間違いなく左利き目だと思います（顔を右側に向けることで左目の視線・ダーツ・的を一直線にしているのです）。

それではゴルフの場合はどうなのでしょうか。
ターゲットを狙って打つということからすると、アーチェリーやダーツに近いような気がします。
しかしボールこそ動いていませんが、スイング中のインパクト前後は野球のバッティングの動きに近いわけです（ゴルフの動きって本当に独特というか、特殊ですよね）。
これを踏まえると右打ちの場合、まずアドレス前に肩や体のラインをターゲットに合わせるときは、右目を使った方が一直線に合わせやすい。
そしてスイング中のインパクトまでは野球のバッティングのように左目でボールを見ます。
最後にフォロー以降でボールの行方を右目で追えば、最後まで前傾が崩れずにフィニッシュを迎えられる！
というのが私の見解です。
ちなみに少数派の左利き目な私は、スイング中に左目でボールを見るのは苦になりませんが、アドレスで肩のラインをターゲットに合わせるのが苦手です。
さらにインパクト後に頭がターゲット側にに大きく動いてしまう悪いクセも、ついつい左目でボールの行方を追ってしまうのが原因かもしれません。
人によって利き目が違うので、どちらが正しいかというのはハッキリ言えませんが、少なくとも利き目を気にするかしないかでゴルフのスキルアップに差が出そうなのは間違いなさそうですね。
それでは今回はこのへんで。
See You Next！！