7代目は何が新しいのか?『スピーダーエボリューション7』を徹底検証
【GEW - 月刊ゴルフ用品界】
『スピーダー・エボリューション』シリーズといえば、国内女子ツアーで使用率の高いシャフトとして有名ですが、今回の『スピーダー・エボリューション7』はシリーズ中の奇数番手でキックポイントが先中調子の走り系。
『エボ5』をブラッシュアップしたシャフトで、前モデルのたたき系『エボ6』とは、明らかに性能が異なる位置づけになります。
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手元から一気にしなり戻る「ボール初速の速さ」が特長
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そして、手元から先端部にかけてムチのようなしなり戻りと、インパクトにおける先端の爆発力は、近年の大慣性モーメントヘッドのポテンシャルを十分に発揮してくれると感じました。
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とはいえ、『スピーダー・エボリューション7』のような動きを感じるシャフトは、インパクト時の当たり負けが気になる部分でもあります。『スピーダー・エボリューション7』では先端に特殊な素材を採用し強化しているので、最近の大型ヘッドのポテンシャルを引き出してくれる性能が特筆されます。
データで見る『スピーダー・エボリューション7』の挙動
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軽いドローボールでバックスピン量(1389rpm)、サイドスピン量(329.5rpm)も少ないですね。先端部の強さがあるので、ヘッドのブレも抑えてくれる印象ですので、先述した通り大型ヘッドとの相性も非常に良いといえます。
もう少し振ってるとキャリーも出て、目標の280Yをクリア。『スピーダー・エボリューション7』は自分のポテンシャルを引き出してくれるシャフトですね。
【永井延宏プロ】
1969年埼玉県生まれ。アメリカ・オーストラリアでの経験をもとに、グローバルな視野と独自のティーチングメソッドを構築。NPO法人ゴルフアミューズメントパークの理事として、ゴルフ市場の発展や指導者の育成にも携わる。2006年度レッスンオブザイヤー受賞。
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