最大斜度28%! 東京近郊屈指の激坂「子の権現」ヒルクライム
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でも、週末の子の権現には必ずと言っていいほど、自転車乗りの姿があるんです。どんな魅力があるんでしょうか?
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コースプロファイルが独特
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でも、平均斜度が10%を超えている和田峠や風張林道ほどではありません。じゃあこの2つの峠よりマシなの?というとそんなことはもちろんありません。子の権現の特徴は、平均斜度には現ないんです。その行ってみないとわかりにくい激坂っぷりをご紹介しようというのがこの記事の趣旨なわけです。
子の権現は、大きく2つに分かれます。最後に現れる「本番区間」と「それ以外」です。まず、本番区間以外を紹介しておきます。
序盤は山村風景の中、緩斜面が続きます。2kmほど行ったあたりで斜度が増し、8%ほどになります。これでも十分きついのですが、そこからさらに進むと、10%に到達します。この段階で残り1.2km。ここからはずっと10%オーバー。しかし、それすらも前座に過ぎないのが、子の権現が子の権現たる所以です。
斜度28%に達する300mこそ「子の権現」
こちらがその300mの始まるクランクです。写真左手から右手にかけて登っていくのですが、この時点で斜度が15%ほどあります。これもまぁきついですが、これは地獄の入り口に過ぎません。
写真中央奥をよーく見てください。手前からさらに斜度はアップしいますよね。すぐに斜度は20%に達します。
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子の権現に挑む際の注意点
ここまでの激坂だと、荷重を臨機応変に調整しないと転んでしまうんです。前輪が浮くなら、ハンドルに体重を預けるようにし、後輪が滑るなら、もっとサドルに体重を乗せなければなりません。ここまでの激坂では、平地とは重心を変える必要があるんですね。
もし斜度15%以上の坂を足つきなしで登ったことがないなら、短い激坂を登って感覚をつかんでおいたほうがいいです。多摩の百草園(もぐさえん)などで練習してみましょう。
また、ビンディングを使い始めたばかりの人も、チャレンジされる際はよく注意してください。とにかく転びやすいので、最初はビンディングを外したほうがいいかも。子の権現は道が狭いうえに、車が通ることがあります。激坂区間で車と鉢合わせると転倒の可能性は高くなるでしょう。
坂にある程度慣れたうえで、よく注意してトライしてください。
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観光スポットとしての一面も
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休日には、グループでトレーニングにきているヒルクライマーも多いです。ちなみに、飯能が舞台の登山コミック『ヤマノススメ』にも登場していて、自転車以外でも子の権現は有名。登山客と言葉を交わす機会もあるかも。
実は駅近
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子の権現は、短距離で負荷が高いコースなので、「時間がないときに、とりあえず子の権現で満足する」という使い方もできます(筆者はこれが理由でちょくちょく登ってます)。
グルメもあり
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▲焼きカレー 【FRAME】
世紀末ロードバイクバトルマンガ『はやめブラストギア』にも登場したお店で、焼きカレーが名物。14:00に閉まってしまうので、行かれる際はお早めに。サイクルラックあり。
まとめると
筆者がたびたび子の権現を訪れるようになったのは、都会を離れた山奥の雰囲気を静かに味わえるから。規格外の激坂ポイントがいい話のタネになるという面もありますが、歴史と風格を兼ね備えたスポットだから、という面も大きいです。
サイクルラックが多く、サイクリストも多い飯能・名栗地区は子の権現以外にもたくさんの峠があります。気分転換にぜひ一度訪れてみてください。
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