イギリス人サイクリストが80日間世界一周に自転車で挑戦、79日でギネス新記録に
【(C)MARK BAUMONT】
イギリス人サイクリストで冒険家のマーク・ボーモントさんはフランス時間9月18日夜、自転車世界一周のギネス記録の123日を44日も短縮する79日間の大記録を打ち立てパリにゴールした。
世界一周のため走破した距離は約2万8968キロ。平均すると毎日386キロメートルも79日間走り続けたことになる。
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サイクリストのサポートが彼を励ました
またボーモントさんは一人でこの偉業を成し遂げたわけではない。世界へ自転車旅行へ初めて出かけた10年前からずっと友情を温めてきたサイクリストの友人が各地に何人もいて、彼を励まし、引いてくれた。ツイッターなどSNSで発信していたのもあり「マークと走る」は一種ソーシャルイベントのようになっていた。
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今回走行したコースは
パリをスタートし、ヨーロッパを抜け、ロシアを渡り、中国に到達したのが第1ステージ。
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走行した機材やジャージは
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最後に、走り終わった感想を聞かれたボーモントさんは
「この挑戦は疑いもなく、自分のすべてを注ぎ込んだ挑戦でした。精神的にも肉体的にも毎日がチャレンジでしたが、周囲のサポートに支えられました。
“自転車で80日間世界一周”というのは、不可能に思えることでも可能にできるということです。そして耐久スポーツの限界も塗り替えた。
4つのステージはすべて気候が違い、その気候に素早く慣れる必要がありました。ステージ1のロシアからモンゴルは未知の領域で、ここを無事走り終え80日以内で世界一周できたのは本当に功績といえるのではないでしょうか。
私に並走してくれたサイクリストの皆さんや、メッセージをくれた方々に心の底から感謝します。
こういう冒険を成し遂げるのに必要なのは根性と苦しみに耐える能力です。
肉体的には身体は痛みますが、走り始めて私が学んだのは「痛む」というのと「怪我している」というのは違うということです。私は怪我はしていません。もちろん身体は回復するのに時間はかかりますが。
それに面白いのは、帰国するのに飛行機のステップを昇り降りするのが一番しんどかったのですよ。というのも7月2日のスタート以来、私は歩いてませんからね(苦笑)」
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