股関節が硬いと“開かないコンパス”と同じ!? 青山剛の体幹スイッチ・ランニング(4)

青山剛


 折角肩甲骨がよく動くようになっても、足を振り出したり、着地をするために必要な体幹部である股関節や骨盤周りが硬いと(肩甲骨周りが硬いことと同様に)、それだけ足を多用した走りになってしまいます。

 例えるなら、股関節が硬い、骨盤周りが硬い(=使えない)と、「開きづらい、しかも軸側がぐらぐらしているコンパス」と同じです。こんなコンパスは円を描きづらいはずです。

 描きづらい=走りづらい、と同じイメージです。走りづらい「ツケ」は足を多用することに繋がります。

 肩甲骨周り同様、股関節、骨盤周りもしっかり伸ばして、次回からのスイッチに備えましょう!

※誰でも体幹で走れるようになる「青山剛の体幹ランニングセミナー」は、毎月開催中です!

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著者プロフィール

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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