リタイア続出の超長距離ステージレース ウルトラマラニック『飛脚』に挑戦!
2nd Stage:暑さに倒れる…丸子宿まで約117.5キロ
【三河賢文】
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ここでの暑さにやられたのか、海沿いを越えた辺りで体調を崩し、一旦はまったく走れなくなってしまいました。熱中症でしょうか。早い段階で休んだので再び走り始めることはできましたが、ゴールできるか分からないフラフラな状態。しかし、まだ2nd Stageは終わりません。
【三河賢文】
この日も2位でゴールしたようですが、すでに夜更けとなり時間に余裕はありません。素早くシャワーと食事を済ませ、とにかく体力を回復させるべく就寝します。発熱があったので、たくさん汗をかけるよう寝袋にくるまって眠りました。
<2nd Stage結果:スタート47名→ゴール21名>
3rd STAGE:豊橋まで届かず…リタイア
【三河賢文】
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【三河賢文】
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しかし時間に間に合わず止められるのと、全力を尽くしてリタイアを決めるのでは意味が違います。茶屋前には急坂があり、一歩進むごとに「本当にリタイアで良いのか」と考えが浮かびました。雑念が浮かぶ中、時計を見ながら坂を登り切ります。
「ここでリタイアします」
と告げ、私のレースは終わりました。無理して体調が悪化すれば、この後に影響を与えかねません。脚は残っているのに走れない。何ともいえぬ悔しい思いを胸に収容バスへ乗り込み、そのまま自宅へ。本大会はリタイアしてもまた翌日走ることが許されていますが、体調を優先し、キッパリ終了です。
この後も大会は続き、多くのランナーが完全完走を目指し走り続けました。最終的には、たった1名のランナーのみが6日間のステージを走破したとのこと。素晴らしい精神力、体力、脚力に感服です。
東京から大阪まで走る。言葉にすれば無謀とも思えるようなことも、やってみれば遂げられる可能性があります。今回私は走り切れませんでしたが、2020年に予定されている次回大会では、きっと走破してみせるつもりです。より過酷なレースを求める方、新たなチャレンジとして検討してみてはいかがでしょうか。