マラソン当日のベストな過ごし方 青山剛のランニングナビ

青山剛

会場への移動はウォーキングでウォーミングアップ!

【青山剛】

(質問2)のウォーミングアップについてです。サブ4目標くらいのランナーでしたら、ストレッチ、体幹スイッチ・エクササイズ程度で十分だと指導しています。

 大会会場までの移動をダラダラと歩かず、しっかり、きびきびとウォーキングすれば、それがちょうどいいウォーミングアップになります。そういう意味でも、大会の移動はリュックサック系バッグだと両腕を振って歩けるのでおすすめです。どうしても少し走っておきたい方でも、15分くらいまでに留めておきましょう。

 下記で国内大会参加の2パターン(自宅からと大会会場近くのホテル泊)の「大会当日スケジュールプラン例」をご紹介しますので、参考にしてみてください。

※大会によって当日受付の有無、スタートエリア入場時間が異なりますので、大会要項を事前に必ずチェックしてください。

 せっかく準備してきたわけですから、大会当日のスタートまでも丁寧に行きましょう!
<自宅から移動・スタート午前10時の場合>
6:00〜 起床、荷物確認
ストレッチ、体幹スイッチ(座ったまま行う系のみ)

7:00〜 自宅出発
移動中に朝食(電車乗り換え時や、車の場合は車中で上手く取る)

8:30〜 大会会場到着
受付、トイレ(並んでいる間に立ち系ストレッチ)
装備品(ウェア、ゼッケン、計測チップ、補給食)チェック

9:00〜 スタート地点移動
ストレッチ、体幹スイッチ(スタートを待つ間に残りの立ち系を)
エナジージェルを一個摂取

9:50〜 最終チェック
靴ひも、ゼッケン(安全ピンが外れていないかなど)最終確認

10:00〜 スタート!

<会場近くのホテル宿泊・スタート午前8時の場合>
5:00〜 起床、朝食

5:30〜 装備品(ウェア、ゼッケン、計測チップ、補給食)チェック

6:00〜 ストレッチ、体幹スイッチ(部屋で済ます)

6:40〜 トイレ(部屋で落ち着いて済ます)

6:50〜 ホテルから大会会場へ移動(徒歩)

7:10〜 到着後、受付、最終のトイレ
エナジージェルを一個摂取

7:50〜 最終チェック
靴ひも、ゼッケン(安全ピンが外れていないかなど)最終確認

8:00〜 スタート!

※誰でも体幹で走れるようになる「青山剛の体幹スイッチ・ランニングセミナー」は毎月開催中です。詳細、お申し込みはTeamAOYAMAホームページまで!

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著者プロフィール

元プロトライアスリート。大学時にプロ活動を開始し、1999年世界選手権日本代表に選出される。その後トライアスリート中西真知子選手のコーチとなり、指導者としての活動をスタート。同選手を2004年アテネ五輪出場に導く。現在は、ランニング、トライアスロン、クロストレーニングのコーチとして競技者から初心者、子供、タレントまで幅広く指導。著書に『ランニング・コアメソッド』『DVDパーフェクトストレッチ100』など多数。(社)日本トライアスロン連合強化チーム・指導者養成委員 元日本オリンピック委員会・強化コーチ

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