世界最速vs.世界最強、勝つのはどっち!? 青山剛のランニングナビ
【Getty Images】
【写真:築田純/アフロスポーツ】
下記が代表する主な脚質です。
・スプリンター=短い距離で爆発的なダッシュ、スプリント能力を持っている
・ヒルクライマー=その名の通り、登り坂が得意な選手
・TT(タイムトライアル)スペシャリスト=主に単独でハイアベレージで走り切れる選手
・オールラウンダー=登りもTTも強く、まさに「最強」なイメージ
※このほかにパンチャー、ルーラーなどもある。
話を陸上競技に戻すと、例えば箱根駅伝5区山登りで強かった柏原竜二選手(東洋大)や、神野大地選手(青山学院大)などは、もちろんトラックや平地でも速いのですが、登りの力が突出しているので「ヒルクライマー」ですね。
その大迫選手を今年の日本選手権の5000mで、ラスト100mのスパート合戦の末に驚異のスプリントで破った村山紘太選手(旭化成)は、まさに「スプリンター」ですね。
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トラックが弱くても、ロードや駅伝で能力を発揮する選手、距離が長くなればなるほど強い選手や、クロカンが得意な選手など、実は陸上選手にも、タイムだけでは表せない特徴があります。
テレビやメディアでの陸上選手の紹介も自己記録の表記だけではなく、こういった脚質も紹介していくと、もっと観戦が面白くなりそうですね。
2020年の東京オリンピックに向けて、世界最強の日本人オールラウンダー・ランナーが現れることを楽しみにしています!
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