美肌の専門家が語る運動と食の重要性 グウィネス・パルトロウなど大物女優も常連

猿渡由紀

【Sonya Dakar® Skin Clinic】

 ビバリーヒルズのソニヤ・ダカーは、ハリウッドセレブたちに頼られる美肌のエキスパート。「トラブル肌のスペシャリスト」を自認する彼女のもとには、これまでに何度も、撮影直前にニキビができた大物女優が駆け込んで来ている。

 名前を挙げればきりがないが、グウィネス・パルトロウは17歳の時からの常連で、現在は別居中の夫クリス・マーティンもファンにさせたほどだ。今では、マーティンの勧めで、ジェニファー・ローレンスも来るようになったらしい。

 クライアントに彼女が常々強調してきたのは、ワークアウトと食生活の重要性。良いスキンケア商品を使っても、そこが欠けていては意味がない。その理由を語ってもらった。

スナック菓子を食べていてテレビばかり見ていては美しくならない

「女性は全員、生き生きと輝く、もちもちとした肌を求めているわよね。最近ではテクノロジーが発達したので、正しくケアすれば、15年は肌の老化を遅らせられるわ。でも、そのためには、ライフスタイルをヘルシーにすることが重要」とダカー。アンチオキシダント(抗酸化)効果のあるスキンケア商品を使っても、体を酸化させるようなものばかり食べていては、意味が薄れるのだ。

「ほうれん草、ショウガ、青リンゴなど、アンチオキシダント効果のある食べ物を意識して食べることが大事。タバコはNG。お酒とコーヒーは飲み過ぎないように。あと、毎日、緑の野菜を絞ったジュースを飲むことを強くお勧めする。冷蔵庫にある野菜を集めて、氷とアガベシロップを入れて、ジューサーにかければいい。フリーラジカルを排除してくれ、免疫を高めてくれるわ」

 ワークアウトも、美肌の必須条件だ。

「食生活がヘルシーだからといって、だらだらとテレビばっかり見ていては、美肌は得られない。運動することで、骨や筋肉が強くなり、その影響が、肌を含む体全部に伝わるの。お勧めは、ウォーキング、プラテス、水泳、ウエートリフティングなど、ロウ・インパクトのワークアウト。ジャンプするようなものは、関節や背骨に良くないから、避けるべきね」

 ワークアウトで強い肉体を手に入れることは、精神面にもポジティブな効果を与える。

「自信が持てるようになるから、他人に対してフレンドリーになる。記憶力も高まって、良い仕事もできる。中と外はつながっているのよ」

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著者プロフィール

月刊女性誌編集者を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスターのインタビューや映画の撮影現場レポートなどを、日本の雑誌、新聞、オンライン媒体に寄稿する。フィットネスへの関心も高く、渡米直後から毎日ジム通いを開始。ここ10年ほどはアシュタンガヨガに専念しているが、ワークアウトのトレンドはもとより、健康、運動一般に関する新しい情報には、常にアンテナを張っている

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