第8回 いよいよ試合!成果を発揮して フットサル初心者がイケてるプレーヤーに

ガチ禁

まずはストレッチ

【ガチ禁】

 けがを防止するために、大会の説明を聞きながらストレッチ。もともと体の固い尾藤さんですが、コーチの言葉を思い出し、自分に厳しく太ももの前後を伸ばしたり、前屈をしたり。息を止めずにゆっくりと体をほぐしていきました。

 ガチ禁では、運動ができる服装であればユニフォームがなくてもOK。チームそれぞれに異なるウエアの場合はビブスを着ます。ただし、けが防止のためにアクセサリー類は外し、すね当ては着用のこと。スニーカーでもいいですが、フットサル用のシューズを持参するといいでしょう。

 ガチ禁の基本はフットサルを楽しむこと。得点を入れると得点者自身がうれしいのはもちろんのこと、チームも盛り上がりますが、それがすべてではありません。ミスしたプレーにも「ドンマイ」「ナイスファイト」「ナイスプレー」と声をかけ、相手チームのいいプレーには称賛を送るのが基本です。

1試合は12分

 前後半はなく、1試合12分がルール。プレーヤーはGKを含めて5人で、うち2名は女性が入り、女性が得点すると1ゴール2点となります。

 尾藤さんはまずはGKとして出場。直近となった練習がGKだったので、シュートされたボールから目を離さず、ナイスプレーの連続でした。股抜きをされないようにと、ひざをついてボールを弾き出していました。

「左右のひざをまげて守ることは意識しましたね。なかなかよくできたと思います」と尾藤さん。川島選手のようなドヤ顔もしていたはず。

 続いて、尾藤さんはフィールドプレーヤーとして参戦。女性が初心者のチームだったので、男性はフォワードからディフェンスまで休む時間がありません(笑)。フィールド内をまさに縦横無尽に走り回り、ボール奪取したり、ゴール前に持ち込んだりと大忙しです。

 練習を重ねていたので、ボールさばきはお手のもの。時に香川選手のようなドリブルをしたり、遠藤選手のようなパスを出したりと大活躍でした。当日は4試合こなしましたが、残念なことに得点は奪えず。「点が取れなかったことが、今回一番悔しい」と尾藤さん。ガチ禁では本田選手のような強烈なシュートは禁止されているので、練習の成果が出せなかったようです。

フットサルプレーヤーとして上達を実感

【ガチ禁】

 フットサルの試合に出場した感想を尾藤さんにうかがいました。

「今日は高峯コーチがいらっしゃらなかったので、ちょっと不安でしたが、コーチに教えてもらったことが生かせてとても楽しくプレーできました。ボールキープもある程度できていたと思いますし、GKでもナイスプレーの連続だったのではないでしょうか。

 オープンスペースに動いて、パスをもらうことも意識しましたね。練習ではほとんどコーチと1対1でしたが、仲間とプレーをするのは気持ちいいです。ガチ禁は初心者にはもってこいの大会ですね。また参加したいです」
 続いては、尾藤さんと一緒に参加されていたご友人の弁。

「尾藤さんがあんなに俊敏だとは思っていませんでした(笑)。かっこよかったですね。フットサル、楽しかったです。ガツガツしていないのが良かったです」(男性)

「初めてだったので、どう動いていいのか分からなかったのですが、体を動かすのって気持ちがいいですね。また参加したいです」(女性)

 尾藤さんはロナウジーニョになった気分でプレーしたとのことでしたが、憧れの選手になりきってプレーするのも上達への近道でなはいかと思います。

 取材をしていたのが功を奏したのか、ライター前田、得点しました〜〜。尾藤さんもできなかった偉業達成。皆さまありがとうございました。体力のなさ、体の動かなさを実感しましたが、頭の中でのシミュレーションはばっちり。イメージトレーニングも大切ですね。

2/2ページ

著者プロフィール

フットサル大会でありがちな勝利にこだわったガチなプレーは一切禁止! 勝敗で表彰するのではなく、参加チーム同士の投票とフェアプレーを讃えるグリーンカードの枚数で表彰チームを決定する今までにないフットサル大会。初心者からお子様まで一緒に楽しめるフットサル大会を通して、フットサルの楽しさ、フットサルの気軽さを伝え、プレーヤーを増やしていきます

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント