日本初のブランコを使った体幹トレ 意外とキツい!空中エクササイズ

池田園子

【池田園子】

 今度はバーを軽く握った状態で立ち、前方にバーをぽんと投げてはキャッチ……を数回繰り返したところで、腰幅程度に足を開いて、前方に向かって背中を伸ばします。これだけで普段デスクワークで縮こまっている背中の筋肉が、気持ちよく広がっていく感覚を味わえます。早くも体がポカポカに。

【池田園子】

 続いて、片足を前に出し、足の裏側にある筋肉を伸ばしていきます。上半身をくの字に曲げながら、前の足を伸ばしてストレッチ。伸縮を繰り返します。
 まだ“序章”にも関わらず、汗がじんわり……。筆者は普段ヨガレッスンに通っていますが、自分の体だけを動かすのと、ブランコを介して動かすのとでは、各種条件が変わってくるような気がします。

「空中で動く」という非日常感

【池田園子】

 ここからが本番。ということで、一番低くした状態のバーに乗ります。これぞ、幼いころに立ち漕ぎしたブランコそのもの!

【池田園子】

 でも「単にブランコに乗っていればいい」といった激甘なトレーニングなんてありません。左右の向きを変えながら、顔の向きとは逆側にある足を上げて伸ばします。1本の棒の上にバランス感覚を維持して立つのはなかなか大変! 体幹を意識してもグラグラします。おかげで腕が相当力んでいるのでした……。

「手が支点になるとどうしても、遠いところにあるバーが揺れてしまいます。そのため支点はあくまでも体幹に置いて、力まず手足を動かせるようにしましょう」と三好先生。とくに女性は普段ハイヒールを履くことから、つまさき側に重心が乗りやすくなりますが、かかと側にもしっかり体重を乗せることが、バランスをとるコツなのだとか。

【池田園子】

 スクワットもバーの上で。普通に床の上でするときよりも、姿勢がよくなるように感じます。「空中で動く」という非日常感が、動作ひとつひとつを丁寧にしてくれるのでしょう。

【池田園子】

 バーから降りて、ヨガのような捻りを入れるポーズもありました。脇腹と二の腕が締まりそう。このときも片方の足で支えるので、不安定になりがち……。
 ここで休憩ではありませんが、ちょっとしたやすらぎタイムが到来。バーの高さを変えて、念願のブランコ漕ぎを楽しみます。前方に出るタイミングで、手を離せる余裕があれば離します。徐々に慣れてきました。

 後方に下がるときは、頭からつまさきまでをまっすぐな状態(床と平行)にして、前方に出る前に体をぐいっと起こします。腕の力以上にコアを使って起き上がると◎かも。

ぶら下がったときの「後背筋ピーン」がクセになる

【池田園子】

【池田園子】

 今度はバーを一番高い状態にして、左右それぞれ逆の手と足を前に出し、体側(たいそく)を伸ばします。これ、気持ちいい! いかに筋肉がこわばっていたかを再確認できるはず。「ぶら下がり健康器を改良した機器」を使っているような感覚もあります。

【池田園子】

 先ほどは足の裏を地面にぴったりつけていましたが、今度はバーにぶら下がった状態で、つま先だけをつけて左右にひねる動きをします。後背筋の伸びる感覚が最高!

【池田園子】

 続いては立った状態で、背中を丸めたり、伸ばしたりといった動作に移ります。前方に出たときは腕をピンと張って、背中をしっかり伸ばします。後ろに下がったときはネコのように背中を丸くして、頭もだらーんと下げるのがポイント。
 最後はサーカスのようにバーにぶら下がった状態で、両足を地につけずに前後に揺られます。「『上から吊られているような感覚』を意識すると、背筋がキュッと伸びますし、重心に目が向くようになりますよ」と三好先生。確かにその通りで、いつも以上に背骨をまっすぐでキープしよう! という思いが強まりました。

 ブランコハイ ワークアウトは現在、30代女性を中心にチャレンジする人が多く「意外と動くことが多い」「見た目以上に効く」「楽しいだけじゃない」など好評だとか。ブランコならではの揺れを抑えるために、自然と体幹を鍛えられるトレーニングです。普段意識しづらい筋肉を使って、体を引き締めたい人は挑戦してみてはいかがですか。

■ティップ.クロスTOKYOの体験キャンペーン
受付期間:2月1日〜2月28日
料金:3,500円(税込)
実施:ティップ.クロス TOKYO 渋谷・新宿・池袋の各店にて
内容:お申込から2週間以内に施設を2回ご体験いただけます。もちろん、ブランコハイ ワークアウトの体験も可能です。女性限定で、有料マンツーマンプログラムのメニューの一部をプチ体験できます。レンタルタオル大小&シューズ付き。詳細はWEBへ。http://tip.x-tokyo.jp/

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著者プロフィール

ライター/編集者。1986年生まれ。R25、ITmedia、マイナビなどのWebメディア、企業のオウンドメディアを中心に執筆。得意ジャンルはIT、アプリ、恋愛、人物取材など。妊婦向け雑誌『妊すぐ』ではタレントインタビューを担当。著書に『フリーランスで食っていきたい!』がある。2013年11月から週3で通うヨガレッスンが至福の時間

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