ヨガレイブで究極ナチュラルハイ! まるで音楽フェスの新次元体験

スポーツナビDo

音楽フェス系のイベントに近い

【スポーツナビDo】

 実際のイベント自体も想像以上の盛り上がりを見せていた。通常のヨガポーズを一つ、一つじっくりと体験するというのではなく、レイブ系らしく終始ノリノリのダンスミュージックに乗って、ダンスやエクササイズで発散。また、ヨガインストラクターもまるでクラブDJのように盛り上げ上手で、参加者の気分を高めていく。そして、各セッションではそれぞれ、アクロヨガ、ストリートダンス、ダブルダッチのパフォーマンスを融合させるなど、ヨガとの新しい出会いを見事なまでに演出していた。

【スポーツナビDo】

【スポーツナビDo】

【スポーツナビDo】

 それはヨガイベントと言うよりも、レイブ=音楽フェス系のイベントに近いと言った方がいいのかもしれない。

「3セッションとも参加したんですけど、普通のヨガとは全然違いました。まずヨガマットがいらないですし、エクササイズも含まれていてすごく楽しかった! これからもこのイベントをどんどんやってほしいですね。」
「激しかったですね(笑)。アクティブに汗を流すことができて、いつものヨガとは全然違う新しい感覚でした」

 大満足の笑みでそう答えてくれたアイムさんとアヤカさんの女性2人。上気した顔が語っているように、イベント中はヨガ+音楽+ダンスの新世界にすっかりハマっていたようだ。

フジ永島優美アナも超ハイテンション!

【スポーツナビDo】

 音楽系のフェスやイベントと言うと、アルコール片手に楽しむことは珍しくなく、むしろ一杯、二杯と引っ掛けて十分に“出来上がった”状態で楽しむ人の方が多いかもしれない。また、レイブパーティーというと、ドラッグを連想してしまうマイナスイメージもあるが、このYOGA RAVEはアルコールも、もちろんドラッグも一切使用しない。“静と動が織りなす、究極のナチュラル・ハイ”を謳うとおり、参加者はみんな自然とハイな状態へと突き抜けているようだった。そして、各セッションの最後には、きょう初めて会った人たちもいっしょになって全員で肩を組み合い、まるで昔からの友だちのようにハイタッチで交流を深めている、そんな姿が印象的だった。

【スポーツナビDo】

 ちなみに、「めざましテレビ」の取材で実際にYOGA RAVEを体験していた永島優美アナウンサーも、すっかりナチュラルハイの向こう側だったのか、ステージ上でダブルダッチにもチャレンジ! 1回目はグダグダになっていたものの、2回目で見事に成功。ハイテンションでピョンピョン飛び跳ねる姿はとっても可愛かったです。

心とカラダがつながっている感覚を――

【スポーツナビDo】

 イベント終了後、YOGA RAVE日本上陸の仕掛け人である石原来美さんに話を聞いた。
「バンクーバーで開催されたYOGA RAVEの映像を見て、コレだ!と思ったんです。日本人は心を開くのが遠慮しがちで、そういったことが苦手だと思うんですけど、YOGA RAVEだったら自然と解き放つことができると思いましたし、日本でも絶対にいけると思って開催しました」

【スポーツナビDo】

 待ってるだけでは何も起きないという思いから、昨年横浜での第1回目はなんと自腹で開催したという石原さん。“ヨガ”とはサンスクリット語で“つなぐ”という意味を持つことから、このYOGA RAVEを通して心とカラダがつながっている感覚を体験してほしいという。さらに、ヨガと音楽・ダンスだけではなく、今後は例えばランニング、ゴルフなど、異なった分野とヨガをつないでいきたいという考えも明かしてくれた。そして、わずか2回目の開催で早くもブームの兆しを見せてくれた今イベントの手応えについて、こう話している。

「本格的なヨガをするために来るというのではなく、ライブに来るような感覚で来れますので、ハードルはものすごく低いと思いますよ。今回もみなさんがこれだけ楽しんでいただけましたし、無理やり気持ちを上げているのではなくて、本気で自然に上がっていました。これでしたら、幅広い層で体験したいと思ってもらえるのではないかと思います」

【スポーツナビDo】

 次回の開催はまだ未定ながら、今後は季節に合わせて、暑い時期は野外で行ったり、パワースポットでの開催やキャンプインフェスという形での展望もあるという。

 前述した女性2人が「海外みたいに何万人規模で夏フェスみたいに開催してほしい!」とリクエストしていが、その通り、日本でも巨大なヨガイベントに成長する日はそう遠くないかもしれない。

【スポーツナビDo】

【スポーツナビDo】

(取材・文:森永淳洋/スポーツナビ)

2/2ページ

著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

編集部ピックアップ

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント