「自転車美女」になろう!入門編 ドロンジョーヌが教えます

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 エコにダイエットにと、注目度が高まっているスポーツ自転車。そんなスポーツ自転車に興味のある女性や、自転車を始めてみたい女性に向けた、スルガ銀行d-labo主催によるスポーツ自転車の入門編セミナーが、東京ミッドタウンで開催された。

 自転車に乗り始めて10kg以上痩せたドロンジョーヌ恩田氏に「自転車は本当に美女を作るのか」、「自称、運動音痴、完全文系だったという同氏が、スポーツ自転車と出会ったことで変わった大きなことから小さなこと」、さらには「自転車の楽しみ方や魅力」についてもお話しいただいた。

最初は「嫌々始めた」自転車

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 今回の講師は、自転車界でコラムニストやイラストレーターとして活躍中のドロンジョーヌ恩田氏。「ドロンジョーヌ」というペンネームは、「人気アニメ『ヤッターマン』に登場する悪女<ドロンジョ>と、『ツール・ド・フランス』で優勝者に授与されるジャージ<マイヨ・ジョーヌ>にちなんだもの」だ。ユニークな筆名だけでなく、ユーモアたっぷりの語り口の恩田氏。自転車の魅力に満ちた2時間は、笑い溢れる内容となった。

 恩田氏の出身は埼玉県の秩父市。今でこそサイクリストとして健康的な毎日を送っている恩田氏だが、「小学校時代は色白で喘息持ちだった」という。小学校のクラブ活動は手芸部と鼓笛隊。中学では吹奏楽部。高校では軽音楽部で活動。そんな文化系の恩田氏が自転車=ロードバイクに乗るようになったのは結婚後、夫のすすめがあったからだという。

「ある日突然、夫が私の自転車を買ってきたんです。値段を聞いたら8万円。これは乗らないともったいない。こんな感じで最初は嫌々乗り始めました」

 自転車を見る目が変わったのは、大ファンだった忌野清志郎氏が自転車好きと知ってからだ。忌野清志郎氏といえば、軽音楽を嗜む人間にとっては「神さま」。自分のなかで「音楽という趣味と自転車の持つかっこよさがシンクロした」。以来、自転車の虜となった。

「自転車美女」ができるまで

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 セミナー前半は、ドロンジョーヌ恩田氏自らの体験をもとにした「自転車アレコレランキング」。「自転車を始めて良かったこと」や「切なかったこと」を紹介。良かったことは、1位が「秩父(地元)の良さを再発見できたこと」、2位は「夫と共通の趣味ができたこと」、そして3位は「人生で初めて、自分ができるスポーツを知ったこと」。自転車は球技などのスポーツと違い、跨がることで自然にフォームが生まれ、ペダルを漕げば走り出す。「運動音痴」の人でも手軽に楽しめるスポーツだ。夫婦で共通の趣味となり得るところもポイントが高い。ただし、「夫からの誕生日のプレゼントがホイール」だったりと、「切なかったこと」もある。また、本名は伏せて「悪女キャラ」の名前を使用し、「三十路」ということ以外は年齢不詳でコラムニストとなったためか、「雑誌に登場するときはいつも女王様口調」にされたり、「『Yahoo!知恵袋』の質問が年齢に関することばかり……」といったこともある。「それでも自転車は楽しい。とくに秩父の良さを見つけたことは大きかったですね」

 自然に囲まれた秩父は、自転車で走るのには最高の場所。車と違い、自転車は乗っていると風や匂いを感じる。坂道を上れば達成感や爽快感、そして絶景が待っている。
「結婚してからはほとんど帰らなくなっていた実家にもよく顔を出すようになりました。おかげで両親もすごく喜んでいます」

 さらに自転車に乗ったことで自分自身が変化した。
「まず体質が変わりました。20代の頃は中性脂肪の数値が235くらいあったのに、自転車に乗ってからは1年で68まで下がりました」

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著者プロフィール

習慣的にスポーツをしている人やスポーツを始めようと思っている20代後半から40代前半のビジネスパーソンをメインターゲットに、スポーツを“気軽に、楽しく、続ける”ためのきっかけづくりとなる、魅力的なコンテンツを提供していきます。

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