くびれができるエクササイズ 伊藤華英のピラティスレッスン(5)

伊藤華英

【坂本清】

自分の身体は、自分で動かす

 今回で最終章になります。少しずつ、ピラティスというエクササイズを理解し、身体が覚えてきたころでしょうか?

 まだ、よく分からないという方もいると思います。毎回、お伝えしていますが、焦らずじっくりゆっくり行っていけば、「これだ!」という、自分にしか分からない感覚を味わえるのではないかと思います。自分の身体は、自分で動かしていくことがとても大事です。

 今日の体調はいかがですか? 疲れていませんか? 自分の今の心理状態、体調をチェックしましょう。身体から心の順番で、センター(軸)を意識して、柔軟でしなやかな身体と心を一緒に手に入れていきましょう! まさに、これがピラティスの醍醐味(だいごみ)です。

目的は腹斜筋の強化

【Getty Images】

 では、早速セッションを行っていきましょう。最終回のテーマは寸胴体型解消です。

 お腹回りは、どうしてもフォーカスすることが難しい場所だと思います。それに伴い、脂肪が落ちにくい部分です。今回はしっかり奇麗なくびれができるエクササイズを行います。
 姿勢が悪い状態(骨盤が過度に後傾したり、前傾するなど)が続くと、お腹の力が抜けがちです。つまり、力が入っていない状態になると筋肉量が落ち、新陳代謝の低下につながるのです。脂肪も付きやすい状態になります。しっかり筋肉量を増やし、脂肪を燃やしやすい体質にしていきましょう。

 今回は「オブリーク・ツイスト」というエクササイズをご紹介します。とてもハードなセッションになりますので、体調に合わせて行ってください。

 目的は、腹斜筋の強化です。お腹についている交差した内外腹斜筋をひねりながら、鍛えていきます。このようなエクササイズを行うことによって、奇麗なくびれを作ることができます。呼吸は鼻から吸って、口から吐きます。

 では、エクササイズを始めましょう。呼吸、筋肉に意識を集中させます。

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著者プロフィール

1985年埼玉県さいたま市生まれ。幼いころからスイミングスクールに通い、10代から頭角を現した才色兼備のスイマー。2008年日本選手権で背泳ぎの日本新記録を出し、北京五輪に出場。その後、けがのため自由形に転向し、12年ロンドン五輪に出場した。12年9月に現役を引退。現在は水泳を中心に、スポーツ全般の普及に尽力する。また、日本ピラティス指導者協会公認マットピラティスコーチの資格を取得し、指導を行っている

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