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サッカー

概要

写真:時事通信社

 IOCの資料によると、男子は1900年パリ大会でプログラムとして採用されて以来、32年ロサンゼルス大会を除き毎回実施。女子は96年アトランタ大会から正式に採用された。日本は男子が68年メキシコ大会で銅メダル。2012年ロンドン大会、前回東京大会では3位決定戦で敗れてメダルを逃した。女子はロンドン大会で銀メダルに輝いた。

見どころ

写真:時事通信社

 日本男子は1968年メキシコ大会の銅以来となるメダルを目指す。前回の東京大会では2大会ぶりに4強入り。メダルが懸かった3位決定戦でメキシコに完敗し、表彰台を逃した。東京大会後に就任した大岩剛監督は、攻守において攻撃的にプレーすることを掲げる。4~5月にカタールで行われたU23(23歳以下)アジア・カップでパリ五輪出場権を獲得し、そのまま優勝を果たした。

 五輪の男子サッカーに関しては、各国・地域協会が選手の招集に強制力を有していないことなどもあり、日本は年齢制限のないオーバーエージ(OA)枠を使用せず本番に臨む。将来性を秘めた23歳以下の選手たちがどれだけ躍動するか。

 前回まで2連覇していたブラジルが南米予選で敗退する波乱が起きた。各チームともOA枠のメンバーによって予選を戦った時と戦力が変わり、どのチームが勝ち上がるかなかなか読めないのも五輪の男子サッカーの魅力と言える。

 女子は年齢制限がなく、フル代表での争い。池田太監督率いる日本(なでしこジャパン)は12年ロンドン大会の銀以来となるメダルを狙う。昨年のワールドカップでは優勝したスペインを1次リーグで破るなど可能性を感じさせる戦いを見せた。長谷川唯(マンチェスター・シティー)、長野風花(リバプール)ら海外の高いレベルでプレーしている選手が大半を占め、2月に北朝鮮とホームアンドアウェー方式で戦ったアジア最終予選ではともに10代の谷川萌々子(ローゼンゴード)、古賀塔子(フェイエノールト)が出場するなど若手も育っている。

 男女ともに18人のチーム構成で、真夏のフランスを舞台に中2日の間隔を基本に大会は進む。メンバーを固定して勝ち上がれるチームはまずなく、総力が問われる戦いになる。

競技方式

 11人で構成されたチーム同士が争う対戦形式のチーム競技。試合は45分ずつの前後半に分かれて行う。手以外の体全体、主に足を使って一つのボールを奪い合い、相手よりも多くの得点を挙げられるか競い合う。両チームともゴールキーパー(GK)のみ、ペナルティーエリア内で手が使える。選手交代は5人までで、延長に入った場合はもう1人認められる。

 男子は16チーム、女子は12チームが参加。

 1チームあたりの登録人数は18人で、けが等によってプレーが不可能になった場合に備えて4人のバックアップメンバーを登録できる。

 女子は年齢制限がないが、男子は原則23歳以下の選手で構成され、オーバーエージ(OA)枠として24歳以上の選手を3人まで含むことができる。

 1次リーグは、男子は4チームずつ4組、女子は4チームずつ3組に分かれて総当たりで争う。男子は各組上位2チーム、女子はそれに加えて各組3位のうち成績上位2チームが準々決勝に進み、ともに8チームによるトーナメント方式で争う。

 1次リーグでは勝利チームに勝ち点3、引き分けたチームに勝ち点1が与えられ、合計勝ち点によって順位が決まる。勝ち点が同じ場合はリーグ全体での得点数から失点数を引いた得失点差で決まり、それでも並ぶ場合は総得点を比較。まだ並ぶ時は当該チーム同士で対戦した際の勝ち点、得失点差、総得点、リーグ全体での反則ポイントの順に比べ、最後は抽選で決まる。女子の各組3位の比較は、1次リーグでの勝ち点、得失点差、総得点、反則ポイントによって行い、決まらなければ抽選。

 トーナメント戦では90分間で同点の場合は前後半15分ずつの延長戦が行われ、それでも決着がつかない場合はPK戦に。

 準決勝で敗れたチーム同士は3位決定戦に回る。

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開催期間:2024年7月24日〜8月12日

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使用される弓は一般的なリカーブと、弱い力でも矢を遠くまで飛ばせるように上下の両先端に滑車がついたコンパウンドの2種類がある。競技種目は、四肢まひやそれに相当する障害で体幹が効かないW1、リカーブ、コンパウンドの3部門に分けられる。

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