【WEリーグクラシエカップ第4節 千葉L戦】公式戦での連敗阻止、カップ戦でのグループステージ突破へ望みをつなぐ勝点3を目指す

セレッソ大阪
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【CEREZO OSAKA】

2024-25SOMPOWEリーグ第4節・日テレ・東京ベレーザ戦から中3日。舞台をカップ戦に移し、セレッソ大阪ヤンマーレディースは、WEリーグクラシエカップ第4節・ジェフ千葉レディース戦に挑む。ここまでグループステージは1分2敗。突破へ向けて後がなく、今節は何が何でも勝点3が求められる一戦だ。

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試合2日前、全体練習後に円陣を組んだ際、鳥居塚伸人監督からは強めの口調で選手たちにゲキが飛ばされた。その真意について指揮官は、「選手たちは一生懸命やっているし、必死になって戦ってくれた」と前置きしつつ、「あの結果(1-4での敗戦)をどれだけ選手たちが自覚して今後に取り組んでいくか。『次もある』と思っていると思うけど、プロの世界、『次はない』と思っていかないといけない。そこから中3日で迎えるこの試合に向けて、準備をどうやるかというところをしっかり選手に問いかけた」と話す。開幕からリーグ戦3試合無敗で臨んだ直近の東京NB戦は、前半こそ相手よりシュート数も上回る内容で1-1で折り返したが、後半に3失点を喫し、1-4で敗れた。時間の経過とともに浮き彫りになったのが、相手をはがす技術など、選手一人ひとりの個の力だ。それに対し、C大阪はグループで奪うこともままならず、失点を重ねた。試合後、「チームとしてどこで奪うのか、奪えないのであればどこへ(相手を)追い込まなければいけないのか、そういった部分はチームとして明確にしなければいけなかった」と指揮官も反省の弁を述べたが、今節に向けた練習の中でも、連動した守備の意識付けを徹底させ、そのために声で味方に奪いどころを伝える重要性も認識させた。千葉Lもつないで攻めるスタイルを志向するだけに、C大阪としては東京NB戦で出た課題と向き合うチャンスでもある。「みんなで声を出して、どういう形であっても、綺麗じゃなくても、気持ちで全員で勝利を目指して頑張っていきたい」と荻久保優里も話す。

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千葉Lとアウェイで対戦したグループステージ第2節では、前半から相手に攻められる時間が長かった。PKストップも含め、GK山下莉奈の奮闘でなんとか無失点でしのぐと、後半終了間際に矢形海優の先制点が生まれた。その後、同点に追い付かれて1-1で終わっただけに、ホームで戦う今節は、守備で試合をコントロールするとともに自分たちが主導権を握る時間も増やし、勝利に結び付けたい。「相手が空けた穴を見つけてボールを運べればチャンスはできる。前回の千葉Lとの対戦時は、サイドを起点に相手の背中を取ったところからリズムができましたが、そこを見つけるまでに時間がかかったので、そういったところをしっかり見て、相手の変化を突いていきたい」と鳥居塚監督も話すが、3バックの千葉Lに対し、ウィングバックの背後など、うまくスペースを突いて起点を作り、突破口を切り拓いていきたい。第3節のちふれASエルフェン埼玉戦と同様、リーグ戦から多少のメンバー変更を行う可能性もある。出番に飢えた選手たちの活躍にも期待したい。

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グループステージ突破へ向けて勝利のみが求められる今節は、リーグ戦で今季初黒星を喫した東京NB戦からどう立ち上がるか、という姿勢も含め、チーム全体の底力が試される。「(公式戦での)連敗はしたくない」とキャプテンの脇阪麗奈。チーム一丸で最初の試練を乗り越え、カップ戦での初勝利となる勝点3をホームで掴みたい。
(文=小田尚史)
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