セレッソ大阪【J1リーグ第33節 C大阪vs.浦和】状態上向きの現在、次なるミッションである連勝を目指し、埼玉スタジアム2002に乗り込む
【CEREZO OSAKA】
先日の大阪ダービーで見せた戦いぶりは、「圧巻」の一言に尽きた。試合開始からフルスロットルで立ち向かっていくと、前線からの強度の高い守備、鉄壁の最終ライン、中盤でのセカンドボール回収。まさに指揮官が話していた「原点」、いい守備を取り戻すと、奪ったボールも素早く縦に運び、相手ゴールに迫った。ここまでチームを引っ張ってきたレオ セアラ、ルーカス フェルナンデスだけではなく、ここ数試合、チームを勢いづけている北野颯太、阪田澪哉といった若手がアグレッシブにゴールに向かう攻撃は見る者を魅了した。前半こそ相手GKの奮闘もあり無得点に終わったが、後半開始早々、アカデミー出身の西尾隆矢が魂のゴールで咆哮。後半の中盤から終盤にかけては攻め込まれる時間もあったが、最後までGKキム ジンヒョンを中心に失点することはなく、2試合連続のクリーンシートで試合を締めた。「ベンチから見ていて、『本当に強かった』と感じた」と小菊昭雄監督も選手たちを称えた一戦は、シーズン終盤を戦うチームの大きな勇気になるだろう。今節に向けての準備期間は2日。次の試合に向けて必要とされる十分な回復時間はなかったかも知れない。それでも、「スペシャルなゲーム(大阪ダービー)で内容も伴った勝利ができましたので、選手たちは心身共に充実していますし、そのタイミングですぐに試合ができることを喜びに変えています」と小菊監督。一時期の苦しい状態から上向きになってきた今、連勝を果たし、再び上位に食い込んでいきたい。
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(文=小田尚史)
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