【SOMPOWEリーグ第4節 東京NB戦】今シーズン序盤の大一番。“BIG3”の牙城を崩し、自信を膨らませる1勝を目指す

セレッソ大阪
チーム・協会

【CEREZO OSAKA】

2024-25 SOMPO WEリーグ第3節・大宮アルディージャVENTUS戦から中5日。セレッソ大阪ヤンマーレディースは、ホームのヨドコウ桜スタジアムに日テレ・東京ベレーザを迎え、WEリーグ第4節に挑む。

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大宮V戦は立ち上がりこそ苦戦したが、時間の経過とともにペースを握ると、前半終了間際に一挙3得点の大爆発。エース・矢形海優がハットトリック、10番・脇阪麗奈が3アシストと主力選手が結果を残し、WE参入後チーム最多の4得点を奪って快勝を収めた。これでリーグ戦は開幕から2勝1分。好スタートを切り、前節終了時点でチーム初の単独首位にも立った。もちろん、まだ第3節が終わったばかり。順位のことに言及するのは時期尚早ではあるが、順位表の一番上にいる気分は悪くない。次の試合に向かうモチベーションも自ずと上がる。そうした中で、東京NBと対戦する今節は、シーズン序盤の大一番。「ここで勝ちにいけるか。ピッチで表現できるか。それが今シーズンの順位にも関わってくる」と鳥居塚伸人監督も語気を強める。昨シーズンは一度も勝てなかった“BIG3”の牙城を崩せば、自信はさらに膨らみ、上位争いへ向けた機運も一気に高まる。「ベレーザ相手にどこまでやれるか。自分たちの成長が分かる試合。楽しみ」と矢形も話すように、気負いはない。ここまで積み重ねてきたチーム力を正面からぶつけるだけだ。

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東京NBとの昨シーズンの2試合は、ホーム、アウェイとも1-1の引き分けに終わった。どちらもボールを握られる時間は長く、我慢の時間帯もあったが、体を張った守備に加えてしっかり得点も奪っている。ボール保持に長けた相手に対し、今節も「守備の時間は長くなる」(脇阪)ことは想定内。中央を固め、スペースを与えないことで、相手の良さを出させないようにしたい。前節、リーグ戦では今シーズン初先発を果たした宮本光梨も、「ベレーザの特長はパスサッカー。セレッソの特長であるアグレッシブな守備で、自由にやらせないことが大事」と試合を見据える。入念なチャレンジ&カバーで粘り強く守りつつ、攻撃では相手の隙を突いて、フィニッシュで完結させたい。「負けていないことをポジティブに捉えて、自信を持って戦いたい。相手にも隙はあるので、そこを逃さずチャンスを仕留めていけば、勝てる」と百濃実結香も話す。白垣うのと米田博美にとっては、FIFA U-20女子ワールドカップを戦った仲間と今度は敵味方に分かれての一戦となる。東京NBの土方麻椰、松永未夢とのマッチアップは試合の行方も左右するだけに、しっかり封じることが重要だ。

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「89分頑張っても、1分でやられてしまう強さを相手は持っている」と指揮官も警戒する相手との一戦に対し、今節はホームアドバンテージも存分に生かしたい。スタジアム全体で選手たちの背中を押す空間を作り上げることで、得点を奪うため、失点を防ぐため、攻守であと一歩、足も出るはずだ。チーム、選手、サポーター、ヨドコウ桜スタジアムが一体となった戦いで、今シーズンの可能性を広げる大きな一勝を目指す。
(文=小田尚史)
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