セレッソ大阪【J1リーグ第11節 C大阪vs.札幌】ゴールデンウィーク真っ只中の一戦。ゴールと勝利で、スタジアム全体で喜びを分かち合いたい

セレッソ大阪
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【CEREZO OSAKA】

激闘となった前節の横浜F・マリノス戦から中5日。セレッソ大阪は、ホーム連戦となる北海道コンサドーレ札幌との明治安田J1リーグ第11節に挑む。前節、再び首位に返り咲いたセレッソとしては、3試合ぶりの勝点3を得て、首位を堅持したい一戦となる。

前節を終えて全体の約4分の1となる10試合を消化した明治安田J1リーグ。セレッソは5勝4分1敗、勝点19を獲得し、首位に立つ。上々のスタートを切ったが、「内容的には手応えもあったので、もう少し勝点を伸ばせたかなと思います」と鳥海晃司も話すように、選手それぞれに現状に対する満足感は見られない。前節の試合後、「もっともっと突き抜ける存在でありたいし、突き抜けられるチームだと思います」と話したのは登里享平だが、攻守両面でさらに良くしていこうとする気概に満ちている。今週、公開された練習では、様々な方法でのビルドアップに取り組む様子も見られた。「目的の一つは、今のビルドアップの形を全員でより強固にしていくこと。もう一つは、対戦相手によってプレスのかけ方に特長があるので、私たちのソリューションをみんなで共有すること。試合を重ねるごとに相手のスカウティングも進んでくるので、今の土台に肉付けをしていくことが大事になります」と話したのは小菊昭雄監督だが、今後の戦いも見据える中で、相手の対策も乗り越えて前に進んでいこうとする強い意志が伝わってきた。今節も札幌のマンツーマンディフェンスをどうかいくぐってボールを前に運んでいくか。それぞれに与えられた役割に加え、状況に応じた臨機応変なプレーも求められる。

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そうしたビルドアップからの崩しにトライしていきたい一方、札幌には、特にホームでの対戦時は、相手の攻撃に苦しめられる傾向にある。「非常にテクニカルな選手、攻撃的な選手が多い。サイド、中央を使って多彩な攻撃を仕掛けてくる」と指揮官も警戒するが、対角のパスも混ぜながら両ワイドを広げる幅を使った展開、その中から中央も崩してくる攻撃に対し、どう対応していくか。「私たちとしては時間とスペースを与えない、しっかりとゲームコントロールする。そういったところが大事になってくると思います」(小菊監督)と全体をコンパクトに保ちつつ、横のスライドも適宜行い、相手の攻撃を封じ込めていきたい。指揮官が今節の最も重要なポイントに挙げた「1対1のバトル、球際やセカンドボールのバトル」で一歩も引かないことも重要だ。選手個々では、古巣戦に臨むルーカス フェルナンデスと田中駿汰の活躍にも期待したい。札幌ではそれぞれ何シーズンもプレーしているだけに、ペトロヴィッチ監督の戦い方は熟知している。「相手のやり方は分かっています。札幌は保持できるチームで、攻撃も速いですが、大事なことは、自分たちのチャンスで仕留めること。対戦はワクワクしますし、モチベーションは上がっていますが、今はセレッソのユニフォームを着ているので、セレッソのために力を尽くしたい」(フェルナンデス)、「ずっと所属していたチームと対戦するのは不思議な感覚もありますが、一番は楽しみ。(札幌も)最近は結果も付いてきています。どの試合もそうですが、強いチームと戦う気持ちで臨まないといけない。自分自身のやることはいつもと同じです。しっかり走って、セカンドボールを拾って攻撃につなげて、守備では相手の攻撃の芽を摘んでいきたい」(田中)。両選手とも札幌時代とは異なるポジションにトライしている中、現在の力を遺憾なく発揮し、チームを勝利に導きたい。

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ゴールデンウィーク真っ只中の5月3日、当日は最高気温も25℃まで上がる予報もあり、プレーする分にはややしんどい環境ではあるが、観戦するには最適な一戦になりそうだ。前節の良い雰囲気を継続させ、ヨドコウ桜スタジアム全体で一体となって相手に襲い掛かり、3試合ぶりの勝点3を掴みたい。
(文=小田尚史)
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