【WEリーグ第17節 N相模原戦】前回対戦時の借りを返すとともに、成長への歩みを止めない勝点3を目指す

セレッソ大阪
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【CEREZO OSAKA】

雨中の激闘の末に勝点1を獲得した前節の日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦から中6日、セレッソ大阪ヤンマーレディースは、アウェイに乗り込み、ノジマステラ神奈川相模原とのWEリーグ第17節に挑む。

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8試合ぶりに勝利した前々節に続き、今季初の連勝を目指した前節は、東京NBの巧みなパスワークと個人技に押し込まれる時間帯も長かったが、「個人戦術に取り組んできたところで自分が何をしなければいけないのかを選手たちに伝え、それに対し積極的に取り組んでくれました」と試合後に鳥居塚伸人監督も振り返ったように、選手一人一人が守備での与えられたタスクを全うするとともに、チーム全体としても粘り強く対応。ゴールを割らせず試合を進めると、前半終了間際には相手のミスを突いて百濃実結香が決定機を迎える場面も。後半もボールを握られる時間は長く、先制こそ許したが、4分後に脇阪麗奈のヘディングで同点に。WEリーグのホームスタジアム過去最多となる6,651人が集まった一戦で、スタジアムを沸かせる好ゲームを演じてみせた。「凄い声援を受けてプレーしていたので、このまま負けるわけにはいかなかった」と脇阪。それでも、「ベレーザ相手に同点で終わって、いい試合だったと見られるのは悔しい」と決して現状に満足しない姿勢も示した。

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苦しんだ3月を経て、4月に入り、第14節からの3連戦で勝点4を積み上げたセレッソは、順位も11位から9位に上げた。ただし、ここで歩みを止めるわけにはいかない。「ここで落とす(負ける)とまた下がるので、勝ってもっと上にいきたい」と話す白垣うのの言葉は、チーム全員に共通する思いだろう。「前節はチームの成長を感じた部分もあるが、次のゲームで勝点3を取ることができるチームにしていきたい」と指揮官も手綱を緩めることなく引き締める。対戦相手のノジマは、セレッソにとってWE参入後、最初の公式戦の相手(2023-24 WEリーグカップ グループステージ第1節)であり、歴史に残るWE初勝利を挙げた相手でもある。ただし、舞台をリーグに移して迎えた第5節では、前半を3-0でリードしながら後半に追いつかれる悔しい結果に終わった。「WEリーグは甘くない、ということも感じた試合」(鳥居塚監督)であり、選手一人一人が攻守において、より細かな部分を見つめ直すきっかけにもなった。その後もWEリーグで揉まれながら、チーム、選手それぞれが成長を続けている証を今節の試合で示したい。古巣戦となる脇阪にとっても、「負けたくない相手」であり、「勝って、順位も行けるところまで行きたい」と、さらなる上を見据える。

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リーグ戦も残すところ、あと6試合だが、ここに来て、チーム内の競争は激しさを増してきた。「チーム力を上げるためには、先発の11人だけではなく、チームに関わる全員の力が必要。交代で入った選手が結果を残すとか、1人1人がさらに成長することが求められる。より選手一人一人がアグレッシブにチャレンジできるよう、トライさせたい」と鳥居塚監督。WEリーグという舞台でさらに伸びるために、選手個々がチャレンジし、トライした先にあるチームとしての勝利を目指す。
(文=小田尚史)
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