『第38回 デンソーカップチャレンジサッカー 福島大会』グループリーグ第3節結果
先制点を挙げた中川敦瑛(法政大・3年)。混戦のGroupAで首位に立った関東選抜Bは、決勝でプレーオフ選抜と対戦 【©JUFA】
決勝のカードはプレーオフ優勝の関東選抜Bと"敗者優秀選手”のプレーオフ選抜に。プレーオフ組同士の対戦は史上初!
全チーム1勝1敗で勝点が並ぶGroupAは、奇しくも2試合とも同スコアとなった。まず関東選抜Bは、前半序盤の12分に中川敦瑛(法政大・3年)のゴールで先制すると、36分にも渡邊啓吾(桐蔭横浜大・3年)が追加点を挙げ2-0リードで試合を折り返す。U-20全日本選抜も終了間際に内野航太郎(筑波大・1年)が技ありのシュートで1点を返すが、追加点を奪うことはできず2-1で試合終了となった。一方、中野瑠馬(立命館大・3年)のゴールで先制した関西選抜は、その6分後に東海選抜に追いつかれ、1-1で試合を折り返した。だが後半の68分にペナルティーキックを獲得すると、中野が決めて再びリード。そのまま2-1で関西選抜が勝利を収めt。ともに勝点6で並んだ関東選抜Bと関西選抜だったが、得失点差で1点上回った関東選抜Bがグループ首位となり決勝進出を決めた。
GroupBは、唯一連勝を挙げているプレーオフ選抜が引き分け以上の結果で首位抜けが確定する。しかし他力ながら首位の可能性のある関東選抜Aは、すでに3位以下が確定している東北選抜を序盤から圧倒。3分、6分、9分と立て続けにゴールを挙げ、前半だけで4点を先取。後半にも3点を重ね、7-0と大量得点で勝利。プレーオフ選抜が敗れ、勝点で並んでも得失点差で上回れる結果を出した。一方、プレーオフ選抜は前半終了間際に日本高校選抜にペナルティーキックを献上。日本高校選抜はこれを芝田玲(青森山田高・3年)に決めて、この大会初の得点、そしてリードを奪う。だが、後半に入るとプレーオフ選抜は加藤大晟(鹿屋体育大・3年)のゴールで追いつき、決勝進出を手繰り寄せる。プレーオフ選抜は終了間際にも2得点を加え、3-1で勝利。3戦全勝で堂々の決勝進出を果たした。
この結果、決勝戦はプレーオフ優勝の関東選抜Bと、プレーオフ敗退チームの優秀選手を集めたプレーオフ選抜という、プレーオフ組同士の対戦に。プレーオフから本大会に出場したチーム・選手が決勝に進出するのは、プレーオフ制を導入して以来初の出来事となった。
なお決勝戦、ならびに順位決定戦は、1日休みをおいて3月2日(土)に行われる。
試合結果
U-20全日本選抜 1(0-2)2 関東選抜B
得点者)【U-20全日本】内野 航太郎
【関東B】中川敦瑛、渡邊啓吾
関西選抜 2(1-1)1 東海選抜
得点者)【関西】中野瑠馬×2
【東海】大石真暉
【Group B】
関東選抜A 7(4-0)0 東北選抜
得点者)【関東A】大森彗斗、林晴己、桑山侃士、沖田空、中島舜、笠井佳祐、半代将都
プレーオフ選抜 3(0-1)1 日本高校選抜
得点者)【プレーオフ】加藤大晟×2、磯谷駿
【高校選抜】芝田玲
【©JUFA】
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この結果、決勝・順位決定戦は以下の組み合わせとなった。
3/2の試合予定
■7位決定戦
9:00 Kickoff 東海選抜 vs 東北選抜
■5位決定戦
9:00 Kickoff U-20全日本選抜 vs 日本高校選抜
■3位決定戦
9:00 Kickoff 関西選抜 vs 関東選抜A
■決勝
11:30 Kickoff 関東選抜B vs プレーオフ選抜
U-20全日本選抜は、横浜F・マリノス内定の塩貝健人(慶應義塾大・1年)らが突破を図るも勝利には至らず 【©JUFA】
首位・プレーオフ選抜との得失点差をひっくり返す大量7得点を挙げた関東選抜Aだったが、プレーオフ選抜が勝利したためGroupBの2位に。3位決定戦に回ることとなった 【©JUFA】
立ち上がりから連続失点を喫した東北選抜は後半にも退場者を出しGroupBの最下位に。7位決定戦では、本大会残留を懸けて東海選抜と戦う 【©JUFA】
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