【ラグビー早慶100戦目企画】 『学生スポーツに求めるものとは?』 早慶100回定期戦応援企業・太陽生命保険株式会社 社長インタビュー
【ラグビー早慶100戦目企画】 『学生スポーツに求めるものとは?』 早慶100回定期戦応援企業・太陽生命保険株式会社 社長インタビュー
まずは、早慶ラグビー定期戦第100回誠におめでとうございます。在学中から熱心に応援していた本定期戦の、記念すべき100回戦に携わらせていただけることを心より嬉しく思います。 本定期戦は日本の大学ラグビー界で最も歴史と伝統がある試合の一つです。1922年に初開催され、その後戦争等で中断されることがありながらもその都度再開され、現在に至るとうかがいました。この99回の歴史はまさに先達の努力の賜物であり、ぜひ未来永劫継承されることを願っています。 本定期戦は両校の部員や在学生はもちろん、卒業生にとっても、相手をリスペクトしつつ、母校の誇りと熱い思いが詰まった特別な試合です。 私も毎年楽しみに観戦させていただいています。在学中は趣味の音楽に熱中しつつも、母校のラグビー部の戦いは常に注目していました。特に学生最終年度の対抗戦優勝は大変嬉しく、今でもよく覚えています。卒業してからも毎年両校の熱い戦いに感動させられており、今年その伝統の一戦が100試合目ということを本当に喜ばしく思います。
スポーツには、人々に楽しさや熱狂、感動や勇気をもたらし、人を惹きつける力があります。その中でも学生スポーツの選手の皆さんは学業と両立しながらプレーするため、限られた時間で練習に励み、自身を強化しなければなりません。その懸命な努力が試合で結果となり見事勝利した時の笑顔や、惜しくも負けてしまった時の涙にいつも心を打たれます。 皆さんには学生スポーツを通じて、「人間力」を磨いていただきたいと思っています。日々の厳しい練習を通じて、リーダーシップやコミュニケーション能力、困難を乗り越えるための粘り強さ等、社会に出てからも必要な多くの「人間力」を身につけられていると思います。これらの経験は必ずや、社会で活躍する時の大きな糧となるでしょう。もう一つは、「社会に貢献する力」を育んでいただきたいです。学生スポーツは、学生の皆さんと社会のつながりを深めます。地域の応援を背にし戦う皆さんの活躍は地域の誇りです。地域の皆さんとの交流を通じて社会性を身につけ、ぜひ「社会に貢献する力」を育まれることを期待しています。
日本の大学ラグビー界で歴史と伝統のある両校の100回目の定期戦を大変楽しみにしています。歴史と伝統、そしてチームの努力と結束力によって、常に日本の大学ラグビー界をリードし続けている両校の戦い、選手の皆さんの活躍は、多くの人々に感動と勇気を与えるとともに、ラグビーの魅力を広く伝えてくれています。 皆さんの活躍は、皆さんのこれまでの努力の賜物であると同時に、深い愛情をもって皆さんを支えてくれるご家族や指導者、地域の方をはじめとする多くの方々のご支援があってのことです。感謝の気持ちを忘れず、試合では日頃の鍛錬の成果を十二分に発揮されることを期待しています。そして、皆さん一人ひとりがラグビーを通して多くの夢を叶えられることを願っています。
副島直樹社長(そえじま・なおき)1981年慶應義塾大学商学部卒業、太陽生命保険入社。ロンドン駐在員事務所長、執行役員営業企画部長、副社長などを経て、2019年4月から現職。
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