中京芝1600mに戻った中京記念を分析する
2019/7/21 中京 11R 中京記念 1着 5番 グルーヴィット(3番人気) 【Photo by JRA】
■表1 【人気別成績】
■表2 【年齢別成績】
■表3 【枠番別成績】
■表4 【ハンデ別成績(牡・セン馬のみ)】
■表5 【前走クラス別成績】
■表6 【前走オープン特別からの3着以内好走馬】
■表7 【前走G1からの3着以内好走馬】
【結論】
前走オープン特別組と中央G1組が主力となる中京記念。今年はオープン特別組からメイショウシンタケ(前走米子S1着)を筆頭に挙げたい。表6本文でも触れたように前走オープン特別1着馬は【2.1.2.1】の好成績で、今年の該当馬は本馬のみ。5歳(表2)、ハンデ57キロ(表4)もプラス材料になる。前走1着とはいえ10番人気での勝利だったため今回もあまり人気にはならないことが予想され、表1で挙げた5~7番人気に収まるようならより強調できる。
一方、前走G1組(表7)でG1連対実績を持つダノンスコーピオンは、連対のない4歳馬で(表2)ハンデ59キロも重すぎる(表4)。そしてG1・G2以外では4戦全勝と底を見せていないルージュスティリアも同じく4歳で、ハンデ53キロ(牡馬55キロ相当)は逆に軽すぎる印象だ。このあたりよりは、前走オープン特別8着以内の馬からウイングレイテスト(前走米子S4着、6歳、57キロ)を上位に取りたい。今年はすっきりと条件をクリアする馬が少ないため、当日5~7番人気(表1)に支持された馬は多少の減点材料には目をつむって狙ってもいいだろう。
文:浅田知広(あさだ ともひろ)
1970年12月、埼玉県生まれ。立命館大学文学部中退後、夕刊紙レース部のアルバイト、競馬データベース会社を経て、現在はフリー。パソコンが広く普及する以前から、パソコン通信でデータ手入力方式の競馬予想ソフトを公開するなど、競馬のみならずPCやネットワークにも精通。その知識を活かし、Webや雑誌で競馬ライターとして活躍するかたわら、ネットワークの専門誌にも連載を持つ。
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