【マッチレビュー】Bリーグ 22-23 B1第34節 GAME2 群馬vs千葉J
【【マッチレビュー】Bリーグ 22-23 B1第34節 GAME2 群馬vs千葉J】
【これはnoteに投稿されたbonafide-baller(ボナファイド・ボーラー)さんによる記事です。】
スターター
・ホーム:群馬クレインサンダーズ
・アウェイ:千葉ジェッツ
試合展開とポイント
1Q
ショットクロックギリギリでエドワーズがターンアラウンドジャンプシュートを決めて千葉Jが先制。群馬は八村がコーナースリーを決める。
オフェンスリバウンドを押さえた千葉Jが確実にセカンドチャンスをものにすることで、序盤のリズムを掴んでいくことに。ディフェンスにおいてはマンツーマンでローを並里のマークにつけ、トップオブザキーから群馬の起点を潰す狙い。
一方の群馬のオフェンスは、ターズースキーとパーカーのハイポスト、ローポストでのポジション獲りが機能。ハイローでの得点。さらにはアウトサイドに展開し、オープンな状況から八村が3ポイントシュートを決めるなど、残り5分を切ったところで15-10と、順調にオフェンスを組み立てる。
途中出場のキーナンもローポストで起点を作る。キックアウトからのエクストラパスが回った群馬は、山崎が連続3ポイントシュートを決めるなどオフェンスの勢いは加速。
1Qは主導権を握った群馬が23-17とリードして2Qへ。
2Q
今ひとつ波に乗れない千葉Jは、2Q開始からディフェンスの強度を上げる。ヘルプディフィンスとリカバー、ローテーションというチームディフェンスの基礎を徹底する。
それでも2Q前半の群馬は、千葉Jのディフェンスにも上手く対応。ターズースキーのハイポストからのミドルシュートを中心に加点すれば、ローポストにこだわらず、エクストラパスを回してアウトサイドからも攻め、千葉Jに対し起点を絞らせない構え。
2Q中盤から千葉Jはピック&ロールの頻度を高め、チームで連携したオフェンスを見せる。ピック&ロールからリムへのダイブでエドワーズ、ムーニーが次々とインサイドへアタックを仕掛けることに。
千葉Jは原のペネトレイトも冴え、キックアウトからのエクストラパスでオープンな状態から西村、小川が3ポイントシュートを沈めるなど、ピックアンドロールを起点としつつも、それに寄らないオフェンスパターンも見せていく。
対照的に2Q後半の群馬は、オフェンスの組み立てが停滞。強度をさらに上げた千葉Jのディフェンスに対し、大苦戦することに。群馬オフェンスの起点となるローポストに対しては、素速いヘルプでのダブルチームとリカバー対応を見せた千葉J。攻略する糸口を見出せなかった群馬は、単発のシュートに終始。
オフェンス精度に如実な差が出た2Qは8-34千葉Jが完全に主導権を握り、トータルスコアは31-51の20点差で試合を折り返すことなった。
3Q
原がペネトレイトを起点として千葉Jが連続得点。群馬もリムへのアタックでやり返す。
インサイドアタックを攻めの起点をとした千葉は、積極的にゴール下へ飛び込み群馬のファールを誘発していく。群馬は選手交代を駆使しながら、ファールも辞さずこちらもディフェンスの強度は上げていくことに。
ディフェンスリバウンドを押さえることで千葉Jのセカンドチャンスを押さえた群馬は、ファストブレイクから八村のダンク、さらにはキーナンの3ポイントシュートで反撃のきっかけを掴みにいく。
だが千葉Jは譲らない。この試合で絶好調の原が連続で3ポインシュートを決め、すぐさま点差を20に戻す。オフェンスを立て直した群馬はターズースキーのトマホークダンク、山崎の3ポイントシュートなどで加点はするものの、その後はインサイドからも順調に加点した千葉Jとの差は縮まらず。
終了間際にも原が3ポイントシュートを決めた千葉Jが54-77と大きなリードをキープし、最終クォーターへ。
4Q
菅原と並里のツーガードのラインナップで臨んだ群馬は、素速いパス回しからターズースキーのミドルシュートとダンク、菅原のペネトレイト3ポイントシュートで加点。ピック&ロールでも複数人が絡み、オフェンスを作り直していく。
千葉Jはオフェンスの起点は絞らず、ローの1on1、ムーニーのジャンプシュート、小川の3ポイントシュートと、コートを広く使って至る所から加点。ファストブレイクからも佐藤、ムーニーがレイアップ、ダンク決めるなど、豊富なオフェンスバリエーションを見せる。
その後は点差が20点前後で動かず、少しオープンな展開で試合が進む。群馬はターズースキーのダンクやミドルシュートなどで加点するものの、千葉Jはムーニーの1on1、スミスの3ポイントシュートなどで都度決め返し、点差は縮まらず。
大量リードをキープした千葉Jが危なげなく試合をクローズ。73-98でGAME1に続きGAME2に勝利した。
ショットクロックギリギリでエドワーズがターンアラウンドジャンプシュートを決めて千葉Jが先制。群馬は八村がコーナースリーを決める。
オフェンスリバウンドを押さえた千葉Jが確実にセカンドチャンスをものにすることで、序盤のリズムを掴んでいくことに。ディフェンスにおいてはマンツーマンでローを並里のマークにつけ、トップオブザキーから群馬の起点を潰す狙い。
一方の群馬のオフェンスは、ターズースキーとパーカーのハイポスト、ローポストでのポジション獲りが機能。ハイローでの得点。さらにはアウトサイドに展開し、オープンな状況から八村が3ポイントシュートを決めるなど、残り5分を切ったところで15-10と、順調にオフェンスを組み立てる。
途中出場のキーナンもローポストで起点を作る。キックアウトからのエクストラパスが回った群馬は、山崎が連続3ポイントシュートを決めるなどオフェンスの勢いは加速。
1Qは主導権を握った群馬が23-17とリードして2Qへ。
2Q
今ひとつ波に乗れない千葉Jは、2Q開始からディフェンスの強度を上げる。ヘルプディフィンスとリカバー、ローテーションというチームディフェンスの基礎を徹底する。
それでも2Q前半の群馬は、千葉Jのディフェンスにも上手く対応。ターズースキーのハイポストからのミドルシュートを中心に加点すれば、ローポストにこだわらず、エクストラパスを回してアウトサイドからも攻め、千葉Jに対し起点を絞らせない構え。
2Q中盤から千葉Jはピック&ロールの頻度を高め、チームで連携したオフェンスを見せる。ピック&ロールからリムへのダイブでエドワーズ、ムーニーが次々とインサイドへアタックを仕掛けることに。
千葉Jは原のペネトレイトも冴え、キックアウトからのエクストラパスでオープンな状態から西村、小川が3ポイントシュートを沈めるなど、ピックアンドロールを起点としつつも、それに寄らないオフェンスパターンも見せていく。
対照的に2Q後半の群馬は、オフェンスの組み立てが停滞。強度をさらに上げた千葉Jのディフェンスに対し、大苦戦することに。群馬オフェンスの起点となるローポストに対しては、素速いヘルプでのダブルチームとリカバー対応を見せた千葉J。攻略する糸口を見出せなかった群馬は、単発のシュートに終始。
オフェンス精度に如実な差が出た2Qは8-34千葉Jが完全に主導権を握り、トータルスコアは31-51の20点差で試合を折り返すことなった。
3Q
原がペネトレイトを起点として千葉Jが連続得点。群馬もリムへのアタックでやり返す。
インサイドアタックを攻めの起点をとした千葉は、積極的にゴール下へ飛び込み群馬のファールを誘発していく。群馬は選手交代を駆使しながら、ファールも辞さずこちらもディフェンスの強度は上げていくことに。
ディフェンスリバウンドを押さえることで千葉Jのセカンドチャンスを押さえた群馬は、ファストブレイクから八村のダンク、さらにはキーナンの3ポイントシュートで反撃のきっかけを掴みにいく。
だが千葉Jは譲らない。この試合で絶好調の原が連続で3ポインシュートを決め、すぐさま点差を20に戻す。オフェンスを立て直した群馬はターズースキーのトマホークダンク、山崎の3ポイントシュートなどで加点はするものの、その後はインサイドからも順調に加点した千葉Jとの差は縮まらず。
終了間際にも原が3ポイントシュートを決めた千葉Jが54-77と大きなリードをキープし、最終クォーターへ。
4Q
菅原と並里のツーガードのラインナップで臨んだ群馬は、素速いパス回しからターズースキーのミドルシュートとダンク、菅原のペネトレイト3ポイントシュートで加点。ピック&ロールでも複数人が絡み、オフェンスを作り直していく。
千葉Jはオフェンスの起点は絞らず、ローの1on1、ムーニーのジャンプシュート、小川の3ポイントシュートと、コートを広く使って至る所から加点。ファストブレイクからも佐藤、ムーニーがレイアップ、ダンク決めるなど、豊富なオフェンスバリエーションを見せる。
その後は点差が20点前後で動かず、少しオープンな展開で試合が進む。群馬はターズースキーのダンクやミドルシュートなどで加点するものの、千葉Jはムーニーの1on1、スミスの3ポイントシュートなどで都度決め返し、点差は縮まらず。
大量リードをキープした千葉Jが危なげなく試合をクローズ。73-98でGAME1に続きGAME2に勝利した。
総評、雑感等
2Qの8-34というクォータースコアの差が、大勢を決した試合。1Q入りが良かった群馬としては、2Qでの千葉Jのギアチェンジにしてやられてしまった印象を受けた。
2Qは千葉Jがディフェンスの強度を上げることで波に乗るきっかけを作り、オフェンスでの爆発に上手くつなげた形に。昨日のGAME1では苦しんだフリースローのパーセンテージも、試合を通して86.7%(13本/15本)としっかりと修正をかけ、アタックで得たシュートファールを最大限生かしきることになった。
3ポイントのパーセンテージは
群馬 36.8%(7本/19本)
千葉 43.3%(13本/30本)
2ポイントのパーセンテージも
群馬 46.8%(22本/47本)
千葉 60.5%(23本/38本)
といずれも千葉Jが差をつけている。3ポイントシュートについては、アテンプトでも大差がついており、オープンな状況を作り出すためのチームオフェンスの差が、如実に出てしまった試合になったと言える。
リバウンドについては
群馬 37(OR11、DR26)
千葉 35(OR 7、DR28)
と、こちらはほぼ差がないことからも、群馬としてはハーフコートオフェンスをデザインする部分での課題が、改めて浮き彫りに。
千葉Jのようにディフェンスにおけるヘルプ、リカバー、ローテーションを凄まじいスピードで展開してくる相手に対し、攻略するパターンを増やしていくことは、群馬にとっての引き続いての課題であると言えるだろう。
GAME1の内容を考えても、群馬のハーフコートオフェンスが徐々に良くなっているのは間違いない。良い試合をした後に高い再現性を見出し、安定感を掴むこと。それが達成できた時こそCS出場権が争えるチームに成れるのではないだろうか。
今シーズンは残り4試合。最終盤に差し掛かってはいるが、引き続いて群馬クレインサンダーズのチームとしての前進に期待したい。
2Qは千葉Jがディフェンスの強度を上げることで波に乗るきっかけを作り、オフェンスでの爆発に上手くつなげた形に。昨日のGAME1では苦しんだフリースローのパーセンテージも、試合を通して86.7%(13本/15本)としっかりと修正をかけ、アタックで得たシュートファールを最大限生かしきることになった。
3ポイントのパーセンテージは
群馬 36.8%(7本/19本)
千葉 43.3%(13本/30本)
2ポイントのパーセンテージも
群馬 46.8%(22本/47本)
千葉 60.5%(23本/38本)
といずれも千葉Jが差をつけている。3ポイントシュートについては、アテンプトでも大差がついており、オープンな状況を作り出すためのチームオフェンスの差が、如実に出てしまった試合になったと言える。
リバウンドについては
群馬 37(OR11、DR26)
千葉 35(OR 7、DR28)
と、こちらはほぼ差がないことからも、群馬としてはハーフコートオフェンスをデザインする部分での課題が、改めて浮き彫りに。
千葉Jのようにディフェンスにおけるヘルプ、リカバー、ローテーションを凄まじいスピードで展開してくる相手に対し、攻略するパターンを増やしていくことは、群馬にとっての引き続いての課題であると言えるだろう。
GAME1の内容を考えても、群馬のハーフコートオフェンスが徐々に良くなっているのは間違いない。良い試合をした後に高い再現性を見出し、安定感を掴むこと。それが達成できた時こそCS出場権が争えるチームに成れるのではないだろうか。
今シーズンは残り4試合。最終盤に差し掛かってはいるが、引き続いて群馬クレインサンダーズのチームとしての前進に期待したい。
※リンク先は外部サイトの場合があります
- 前へ
- 1
- 次へ
1/1ページ