<国内男子ゴルフ>石川遼が18ホール全パーからのホールインワン「ベタに嬉しいな」

日本ゴルフツアー機構 (JGTO)
チーム・協会

【ベタな喜び©JGTOimages】

「第62回 中日クラウンズ」4月28日―5月1日
名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県) ▼ 事前情報6557yard・パー70 ▼ 30日(大会3日目)

11年以来の全パーから、11年ぶりの快挙へ。
石川遼が和合でまた伝説を作った。
インスタートから出た第3ラウンドの後半、難易度の高い7番パー3で日米合わせて自身5度目のホールインワンを達成(※)。

実測182ヤードで8アイアンを握ったティショットは「思ったより4ヤード先に落ちて、『止まってくれ』と。思った瞬間入った」と、ジャストイン。

大歓声と拍手に包まれ「ほんとに、ベタな答えなんですけど『嬉しいな』と」。
喜びを噛みしめながら、つい後のホールを考えてしまうのは、これまでの経験から。

「ホールインワンでもそのあとボギー、ボギーで上がったら、ホールインワンをしないほうが良かったと思うくらい。8番ホールは実際にボギーを打ちそうになりましたし、ホールインワンはその後のほうが正直、大事と思っているのでそういう固さはありました」と、残り2ホールはとりわけ慎重にプレー。

勝負の最終9番でもまたちょっとした珍事となった。

ドライバーで残り65ヤードまで飛ばし、59度のウェッジで打った2打目が同組のキム・キョンテ(金庚泰)のボールを直撃した。

石川のボールがキョンテのボールを奥のカラーまで押し出し、石川のボールはピンそば約90センチにぴたり。チャンスについた。

「当たっていなければ、グリーンに止まってなかったかもしれない」と幸運のバーディ締めで「64」。
通算6アンダーまで伸ばして、首位と5打差の11位タイに急浮上した。

前日2日目の第2ラウンドでは、2011年以来自身2度目となる“18ホールすべてパー”という焦れる展開から一転、国内では11年ぶりのエース達成のスリルに、「スコアに関してはコントロール出来ない事もあるし、良い意味でもそうなんだな…」と可笑しそうに笑い「緊張感というか、ワクワク感というか、当然高まる位置ではあると思うので、本当にすごく楽しみですし、その中でどういうゴルフが出来るのか」。

最終日に「58」のギネス記録を出した2010年大会に続く2勝目の可能性も十分だ。

■石川遼のホールインワン記録
・2010年「アジアパシフィック パナソニックオープン」(第2ラウンド6番ホール)
・2011年「三井住友VISA太平洋マスターズ」(第3ラウンド17番ホール)
・2013年米「プエルトリコオープン」(第3ラウンド8番ホール)
・2015年米「クイッケンローンズナショナル」(第1ラウンド4番ホール)
・2022年中日クラウンズ(第3ラウンド7番ホール)

【CBCテレビと中日新聞社と和合コースから賞金30万円いただきました! ありがとうございます©JGTOimages】

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