【ノジマチャンピオン杯/前日】篠崎紀夫が昨年覇者として大会に挑む

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ノジマチャンピオンカップ箱根 シニアプロゴルフトーナメント 大会前日

 
 今季シニアツアー第2戦「ノジマチャンピオンカップ箱根シニアプロゴルフトーナメント」は、21、22日に神奈川・箱根カントリー倶楽部(7,036ヤード、パー72)で開催される。大会には昨年の賞金王で大会覇者篠崎紀夫(52)や、ベテラン勢の高橋勝成(71)、尾崎直道(65)、倉本昌弘(67)、を始め、総勢76名のシニアプロが春の箱根に集結。本大会は当日券1000円で入場できます。初日は朝8時30分よりスタートします。

 2021年大会覇者・篠崎紀夫が大会連覇に挑む。

 「実はね、ディフェンディングチャンピオンとして参戦するのが初めてなんですよ」と、篠崎は苦笑い。2020年マルハン太平洋カップでシニア初優勝を飾っているが、翌年は不参加だったこともあり、この大会では「勝手にプレッシャーを感じているのかなぁ」と口にし、注目が集まることも理解している。

 「大会ディフェンディングチャンピオンですし、賞金王としても当然期待されますよね。こういう時こそ『ムリ・ムダ・ムラ』の3Mを大事にしないと」。

 シニア入り3年目の篠崎は、冷静に状況を捉える。昨年は初日68ストローク、最終日に66ストロークとスコアを伸ばし通算10アンダーで宮瀬、伊澤に並んでプレーオフへ。18番ホールで行われた1ホール目、篠崎がパーで抜けて優勝を飾った。その時の最終ラウンドは、バックナインで5つスコアを伸ばし、一気にリーダーボードに駆け上がっているが「箱根のグリーンは傾斜や読みが非常に読みづらく、難しいコンディション。それでもマネジメント自体がしっかりしていれば、良いスコアがでます」と、ゲームの組み立ての重要さを説いている。

 「グリーンに乗せることよりも、乗せちゃいけないところがわかっています」。

 篠崎は、頭脳ゲームに向き合う準備は整っているようだ。

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 今年の開幕戦では、同級生・塚田好宣がシニア初優勝を遂げた。塚田がウィニングパットを決める姿を、篠崎はグリーン傍で見守っていた。

 「仲間の優勝が、素直に嬉しかった」と回顧する。シニアデビューした2019年の最終予選会に一緒に出場し、上位フィニッシュ。出場できる試合では、互いの健闘を称えながら切磋琢磨してきた。

 「プレーは1人でしますが、1人では戦えない。良き仲間がいて、サポートしていただける環境があって、こうやってシニアツアーに出場できる。先輩たちの築いてきたツアーを、いつまでも盛り上げていきたい」。

 シニア参戦4年目を迎えた篠崎は、賞金王に戴冠したからこそ、改めてツアーの良さを感じていた。

 正直に「まだ調子が十分かどうかはわからないですが」と口にするが、開幕戦は4位ということもあり、今は不安よりも期待の方が上回る。練習の和やかな雰囲気の中、「明日、自分のゴルフを18ホールしっかりやります。今夜は、いったん頭の整理しておきますね」と、篠崎はパッティング練習に黙々と時間を費やした。

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