前走の新馬戦をレコード勝ち。マイペースの逃げに持ち込んだ2着馬を豪快に差し切り、最後は手綱を抑える余裕を見せていた。レースに一度使われて馬体は順当に良化。今回はコース替わりに長距離輸送と不安もあるが、このメンバー構成なら重賞でも期待は大きい。

デビュー2戦目の小倉2歳S(G3)で3着に好走。勝ち馬ホウライアキコ(次走のG2も連勝)は強かったが、0秒2差なら評価を下げる必要はない。2戦ともしっかりと脚を使って伸びており、1ハロンの距離延長はこなせそう。引き続き好勝負を期待したい。

新潟2歳S(G3)10着から挑んだ前走・カンナS(OP)を制して2勝目。ほぼ直線だけの競馬だったが、楽々と差し切って巻き返しに成功した。ダリア賞(OP)僅差4着の実績から1400Mに不安なし。初の東京コースを苦にすることもなさそうだ。

暮れの朝日杯フューチュリティS(中山競馬=12月15日)を占う上で見逃せない前哨戦。ちなみに、このレースをステップに03年から昨年までに7頭が本番で連対している。

過去10年、連対馬は(1)(5)、(9)(3)、(4)(1)、(3)(6)、(1)(12)、(14)(1)、(3)(4)、(7)(2)、(5)(9)、(5)(7)番人気の組み合わせで決着した。上位1〜3番人気の4、1、3連対はほめられた成績とはいえず、代わりに、6番人気以下から2けた人気2頭を含む7頭の伏兵馬が連対している。

馬連配当は
1000円台…2回
2000円台…1回
3000円台…1回
4000円台…1回
5000円台…1回
6000円台…1回
万馬券…………3回

3けた配当で決まったことはなく、07、08、11年に1万400円、1万1210円、1万1270円の万馬券が出る波乱となっている。

前走をクラス別に見ると、重賞組5頭、オープン特別組8頭、500万下組3頭、新馬・未勝利組4頭。オープン組が13連対と格上の貫禄を見せているが、500万下組以下からも7頭が連対。格は気にしなくてもよさそうだ。

路線別は、デイリー杯2歳S、いちょうS、すずらん賞組が2連対で並んでいるが、特に強調できる材料とはいえない。


モーリスはデビュー戦をレコード勝ち。中団で脚をためて直線追い出されると一気に伸び、最後は抑える余裕で2着を3馬身突き放した。キャリア1戦でG2挑戦となるが、33秒8の上がりは優秀で、大きなフットワークも広い東京コースにぴったり。重賞制覇のチャンスと見た。

馬単は(8)←→(13)、(8)←→(10)、(8)←→(1)、(8)←→(7)、(8)←→(6)。

3連単は(8)←→(13)から(10)(1)(7)(6)と、(8)←→(10)から(13)(1)(7)(6)への3着流し。