5月の京王杯スプリングC(G2)で重賞初制覇。初めての1400Mで非凡な距離適性をアピールした。休養を経て迎える秋初戦だが、鉄砲は(1.2.1.1)の好実績。いきなり勝ち負けに持ち込める。

春の高松宮記念(G1)でレコード決着の3着。不慣れな1200M戦ながら一線級の牡馬を相手に善戦した。今回は7カ月の休み明けだが、芝1400Mでは2戦2勝。昨年の当レースでは今回も有望視されるフィエロを一蹴している。調整も順調で、連覇も視野に入る。

勝ち味に遅いタイプだが、安定感は抜群。特に京都コースでは(1.5.2.1)と堅実さが光る。近2年のマイルCS(G1)で連続2着に入るなど実績はG1級。目下リーディングの戸崎に手綱を託し、待望の重賞初Vを狙う。

過去10年、連対馬は(14)(8)、(3)(10)、(5)(3)、(4)(16)、(3)(9)、(1)(3)、(3)(6)、(8)(4)、(1)(4)、(2)(1)番人気で決まった。上位1〜3番人気は3、1、5連対とアテにならず、代わりに6番人気以下から2けた人気馬3頭を含む7頭が連に絡んでいる。

馬連配当は
3けた…………1回
1000円台…2回
3000円台…1回
5000円台…1回
6000円台…1回
8000円台…1回
万馬券…………3回

ここ2年は1番人気が期待に応えて、1280円、910円と順当に収まっているが、10回中3回で万馬券が出る波乱。伏兵馬の台頭に警戒したい。

一方、3連単配当は86万、21万、8万、88万、41万、3万、12万、42万、7020円、1万円台。こちらもここ2年は比較的堅く収まっているが、10万超の万馬券が6回も飛び出す大荒れ。穴党には楽しみな短距離戦となっている。ちなみに3着には3、5、8、3、10、10、7、10、2、4番人気が入線している。

路線別はポートアイランドS組が4連対で、安田記念組3連対、2連対でスプリンターズS組、セントウルS組などが続いている。


前走安田記念でサトノアラジンは1馬身半差の4着。直線で進路を確保できず、追い出しが遅れたが、スムーズなら2着はあった。末脚には定評があり、2走前の京王杯スプリングCを32秒4の究極の上がりで差し切りV。直線の長い外回りで2個目のタイトルを奪取する。

馬単は(11)←→(1)、(11)←→(8)、(11)←→(14)、(11)←→(12)、(11)←→(9)。

3連単は(11)←→(1)から(8)(14)(12)(9)と、(11)←→(8)から(1)(14)(12)(9)への3着流し。