目下2戦2勝の素質馬。前走・萩S(OP)では,先行馬に有利なペースの中,後方から豪快に外一気を決めた。この中間の調整でも,随所で自慢の切れ脚をアピールしており,コンディションはすこぶる良好。母父はStorm Catで適度な早熟性もあり,早い時期からの活躍を見込める。無傷の3連勝でタイトル獲得のチャンス。

10月の札幌2歳S(G3)勝ち馬。外から早めにマクって抜け出した内容には見所があり,勝ち時計も水準以上だった。阪神は初めてとなるが,競馬センスは非凡で,自分から動ける器用な面があることから,2000Mの内回りコースでも十分にパフォーマンスを発揮できそう。当レースで近2年勝ち馬を出しているネオユニヴァースの産駒という点も魅力。3カ月ぶりでもマークしておきたい。

新馬戦,野路菊S(OP)を2連勝。ともにゴール前は手綱を抑える余裕があったように,潜在能力は相当に高そうだ。野路菊Sで2着に負かしたメイショウナルトが,次走のデイリー杯2歳S(G2)で3着に入ったことから,当馬の能力は重賞級との解釈も可能。3カ月ぶりの競馬で完調ではないかも知れないが,素質の高さには警戒が必要だろう。

一昨年の1,2着馬ロジユニヴァースとリーチザクラウンが,翌年のダービーでそのまま1,2着。昨年の優勝馬ヴィクトワールピサは皐月賞1着,ダービー3着。来春のクラシック戦線を占う意味でも見逃せない一戦となっている。

過去10年,連対馬は(2)(3),(6)(4),(2)(7),(4)(2),(2)(1),(2)(1),(1)(3),(4)(1),(2)(1),(1)(2)番人気の組み合わせで決まった。上位1〜4番人気で連対馬の9割を占め,人気薄からは6番人気と7番人気の2頭だけ。

馬連配当は
3けた…………5回
1000円台…3回
5000円台…1回
万馬券…………1回

01年に6,4番人気のワンツーで1万3150円と荒れ,翌年も7番人気が2着に食い込み5130円の高配当が出たが,8回は2000円以下の堅い決着。無理な穴狙いは避けたほうが賢明か。

クラス別は重賞組6頭,オープン特別6頭,500万下組5頭,新馬組3頭。そこでの成績は1着15頭,2着4頭,13着1頭。前走好走していることが,連対条件となる。

路線別は京都2歳S組が5連対でトップ。次いで3連対の札幌2歳S組,2連対で東京スポーツ杯2歳S組などが続いている。


オールアズワンは新馬戦で半馬身差の2着。相手(先週の朝日杯フューチュリティSを制したグランプリボス)が悪くデビュー戦を飾れなかったが,札幌の芝1800メートルで未勝利,札幌2歳Sを好時計で連勝した。久々でもスピード上位は明らか。重賞連覇のチャンスだ。

馬単は(2)←→(8),(2)←→(15),(2)←→(11),(2)←→(1),(2)←→(12)。

3連単は(2)←→(8)から(15)(11)(1)(12)と,(2)←→(15)から(8)(11)(1)(12)への3着流し。