2004年10月10日(日)
11R
2004年10月10日(日)
東京
15:35発走
毎日王冠 GII
芝・左 1800m
天気:
馬場:
稍重
サラ系3歳以上
オープン (国際)(指定) 別定
本賞金:6400、2600、1600、960、640万円
予想印
枠番 | 馬番 | 馬名 | 大多 | 綾恵 | ナベ | たま |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | マイソールサウンド | |||||
2 | プリサイスマシーン | |||||
3 | マイネルアムンゼン | |||||
4 | テレグノシス | |||||
5 | カナハラドラゴン | |||||
6 | ブルーイレヴン | |||||
7 | メジロマントル | |||||
8 | サイレントグリーン | |||||
9 | シェルゲーム | |||||
10 | ローエングリン | |||||
11 | ヴィータローザ |
買い目
大多 | 6=10 6=4 6-1 6-5 10=4 |
---|---|
綾恵 | 1=3 1=11 1-4 1-5 3=11 |
山田 | 7=6 7=11 7=2 6=11 6=2 11=2 |
たま | 6=10 6=4 6=3 6=11 |
予想
本命はブルーイレヴン。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.45.2
レコード決着となった前々走の金鯱賞(G2)において,次走で宝塚記念(G1)を制覇したタップダンスシチーにアタマ差2着。続く関屋記念(G3)でも着差以上の強さで快勝と,約1年ぶりのレースだった今年の中山金杯(G3)後は復調に手間取っていたが,近2走は嘘のような一変ぶり。先行勢に有利な開幕週,初の東京コースなど,不安材料は確かに見つかるが,今の勢いと,当コースと比較的形状の似ている新潟で勝ち星を挙げている実績から,重賞連覇は目前の判断だ。
対抗はローエングリン。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.45.3
休養明けからの近5戦を(0・1・2・2)と今一歩足りない印象はあるが,一昨年の宝塚記念,昨年の安田記念(G1)で共に3着の実績はG2ならば軽視できまい。前走の札幌記念(G2)は最後の粘りが利かず0秒4差3着も,負けた相手が名牝ファインモーションで,多少レース間隔が開いた影響もあったならば仕方のない結果といえよう。今回は同型多数で展開は厳しくなるが,叩いた上積みと,格の違いを見せつけるようならば,開幕週の利点を生かして粘り切りまであってよい。
単穴はテレグノシス。
実績:
距離・コース:
順調度:
良・1.46.9
一昨年のNHKマイルC(G1)優勝のほか,久々の京王杯スプリングC(G2),前走の安田記念(G1)を共に2着しているコース巧者。実力は確かだが,末一辺倒の脚質上,やはり開幕週は割り引きが必要で,勝ち切れない点も考慮してここは単穴評価まで。ただし,芝1800M戦はスプリングS(G2)でタニノギムレットとクビ差2着の経験があるように不安がなく,先団激化から一気が決まるシチュエーションは整っているだけに,一発の警戒をしたい。
抑えはマイソールサウンド。穴はカナハラドラゴン。
今週のワンポイントアドバイス
重賞連覇,ブルーイレヴン
天皇賞(秋・G1)やマイルCS(G1)を目指す有力馬が参集し,秋のG1戦線を占うのに見過ごせない一戦となった。
過去10年(02年は中山開催),連対馬は1??9,10??4,6??8,1??5,1??3,1??4,4??5,5??6,2??3,5??4番人気の組み合わせで1,2着した。1番人気は4勝を挙げているが4連対ではあてにならず,2,3番人気もそれぞれ1,2連対と不振。上位人気では4,5番人気が各4連対と比較的好成績を保っている。95,96年と馬連で万馬券が飛び出したが,残る8回は5610円以内。大穴狙いは得策ではない。
連対馬20頭の前走は重賞19頭,オープン1頭。そこでの成績はG1組は1??11着と着順に関係なく巻き返しているが,G2以下は3着以内が連対条件となっている。ステップは宝塚記念(G1)組が5連対,次いで2連対の関屋記念(G3)組が続いている。
年齢別は3??7歳上馬が11,40,33,18,6頭出走して,1,11,4,4,0連対。4歳馬が11連対で他世代を圧倒している。出走間隔は連対馬20頭中15頭が2カ月以上。古馬一線級の秋始動レースになるケースも多く,休養明けにも警戒が必要だ。
ブルーイレヴンの重賞連覇のチャンス。関屋記念はスローの好位で折り合い,直線早めに先頭に並びかけて力強く差し切った。前々走の金鯱賞(G2)もレコード決着のタップダンスシチーとアタマ差2着。ザッツザプレンティ,アドマイヤグルーヴのG1馬に先着した。エンジンの掛かりは遅いが,東京の525.9Mの直線なら末脚がさく裂する。
相手はローエングリン。以前に比べる粘りがいまいちだが,実績はここでも1,2を争う。前走,札幌記念(G2)は急仕上げの影響か3着に敗れた。同型馬メジロマントルとの兼ね合いは気になるが,開幕週の馬場なら逃げ切りも十分可能だ。
テレグノシスは夏を無事過ごし仕上がりに不安は全くない。台風の影響で馬場状態が微妙だが,春にやや重の安田記念(G1)で外から追い上げクビ差2着。良馬場がベストと見て単穴の評価にしたが,東京はNHKマイルC(G1)を制覇した得意の舞台。G1馬の底力で上位2頭をまとめて敗る能力を秘めている。
マイネルアムンゼンは前走の札幌記念で5着と苦戦したが,東京1800Mは2年連続でエプソムC(G3)を制覇した自信の舞台。やや重の新潟大賞典(G3)で大外から鋭く差し切った末脚なら,多少馬場状態が悪化してもスピードは鈍らない。
穴を開ければヴィータローザ。前走朝日チャレンジC(G3)でハナ差2着に敗れたが,勝ったスズカマンボとは負担重量5キロ差があった。東京コースに実績はないが,今がピークのデキ。大仕事をやってのける力量は備えている。