ファンが予想! 2021年新人王は誰だ?

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 スポーツナビで読者投票を実施した「ファンが予想! 2021年新人王は誰だ?」。今回はパ・リーグ編のランキングを発表! 開幕前の時点で、約4000人のファンが新人王と予想するのはどの選手だ!?

※上位はスポーツナビアプリでご覧いただけます

ランキング

順位 選手名 所属/ポジション/年数 得票率
1 早川 隆久 楽天/投手/1年目 47.55%
2 宮城 大弥 オリックス/投手/2年目 8.68%
3 伊藤 大海 日本ハム/投手/1年目 6.79%
4 佐々木 朗希 ロッテ/投手/2年目 6.01%
5 リチャード ソフトバンク/内野手/4年目 4.29%
6 杉山 一樹 ソフトバンク/投手/3年目 4.10%
7 紅林 弘太郎 オリックス/内野手/2年目 1.89%
8 渡部 健人 西武/内野手/1年目 1.47%
9 黒川 史陽 楽天/内野手/2年目 1.25%
10 ブランドン 西武/内野手/1年目 1.08%
11 若林 楽人 西武/外野手/1年目 1.05%
12 鈴木 昭汰 ロッテ/投手/1年目 1.01%
13 渡邉 勇太朗 西武/投手/3年目 0.86%
14 河村 説人 ロッテ/投手/1年目 0.78%
15 山下 舜平大 オリックス/投手/1年目 0.69%

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解説

西武のドラフト1位・渡部はケガの影響でキャンプは二軍スタート。今季中に中村、山川との重量級クリーンアップは実現するか【写真は共同】

『ファンが予想! 2021年新人王は誰だ?』パ・リーグ編も球団別にトップ10の選手を見ていこう。セ・リーグ編同様、ユーザーから寄せられたコメントはカギカッコで紹介する。

 昨季、CS進出をあと一歩のところで逃した埼玉西武は、8位と10位に新たな“山賊”候補が名を連ねた。10位(得票率1.08%)のブランドンは、本名『タイシンガー・ブランドン大河』。沖縄県出身で、アメリカ人の父と日本人の母を持つ新人選手だ。2月28日に行われた千葉ロッテとの練習試合では、逆方向に豪快な一発を放ち、「イケメンでバッティングがカッコいいから」と、ファンの心をわしづかみに。左ふくらはぎ痛で別調整中の中村剛也に代わって三塁に入り、そのままポジション奪取なるか。

 8位(1.47%)はドラフト1位ルーキーの“よくばり君”こと渡部健人(112kg)。昨秋痛めた右肩の影響で、キャンプはB班(二軍)スタートとなった。「球さばきが上手い」「身体的にも、中村剛也の穴を早速埋めてくれそう」と、ファンは体格込みで期待する。おかわり君(中村)、アグー(山川穂高)、よくばり君による超重量級クリーンアップは見られるか。

 昨季の日本一・福岡ソフトバンクからは5位(4.29%)にリチャード、6位(4.10%)に杉山一樹がランクイン。杉山は社会人出身で今季3年目。昨季の日本シリーズで、自己最速タイとなる157キロをマークして話題になった。「ストレートがえげつない」「投げる球の次元が違う」と、その球威に驚がくするコメントが相次いだ。

 リチャードは沖縄県出身で、本名は『砂川リチャード』。これまでは『誰よりも遠くへ飛ばしたい』と思い切りバットを振っていたが、4年目を迎えた今季、王貞治会長、小久保裕紀ヘッドコーチに脱力打法を伝授され、一皮むけつつある。ユーザーも「バッティングの鋭さ。上手くミートする技術が魅力」「パワーと確実性の向上」と、その進化を評価している。

ロッテ・佐々木朗は4位。2年目の本領発揮に期待がかかる【写真は共同】

 ロッテは、2年目の佐々木朗希が4位(6.01%)に。大船渡高時代に『令和の怪物』と呼ばれた佐々木朗は、ルーキーイヤーの昨季、5月のシート打撃で160キロをマークして以降、二軍での実戦デビューもないままシーズンを終えた。その間、一軍に帯同して英才教育を受けながら体作りに励んでいたという。「そろそろでしょう!」「満を持して!」と、本領発揮にファンの胸は高まる。12、13日に行われる中日とのオープン戦で登板が予定されており、いよいよ怪物の実戦デビューが近づいている。

 北海道日本ハムはエースの有原航平がMLB・レンジャーズに移籍し、先発の補強が喫緊の課題となっていた。その穴を埋めてくれそうな即戦力右腕・伊藤大海が3位(6.79%)に。苫小牧駒澤大時代には侍ジャパンでクローザー経験もあるが、現在は先発ローテーション入りに向けて調整を続ける。「完成度が高いから」「力がある。新人離れした落ち着き」と評するファンの声の通り、投球の幅が広く、マウンド度胸も抜群。日本ハムの北海道移転後、初の地元出身ドラフト1位選手ということもあり、熱視線を送られている。

 オリックスはともに2年目の紅林弘太郎が7位(1.89%)、宮城大弥が2位(8.68%)と躍進した。この2人、昨季の本拠地最終戦で紅林が決勝打を放ち、宮城のプロ初勝利をアシストしたという縁もある。オフのウエートトレーニングでさらにパワーアップした紅林には「ホームラン王を吉田正尚と争う」と、ファンの願いもこれまで以上に大きなものに。また、昨季12球団で唯一の高卒新人勝利を挙げた宮城は『新人王』を目標に掲げ、開幕ローテ入りを目指している。今季はフォークを習得し、ファンも「調子に乗れば止められない」宮城に期待を寄せる。

半数近くのファンが楽天・早川に投票。田中将大、涌井らとともに強力先発陣を形成する【写真は共同】

 最後に、東北楽天は2年目の内野手・黒川史陽が9位(1.25%)、昨年のドラフトの目玉だった早稲田大のエース・早川隆久が47.55%というダントツの得票率で1位に輝いた。黒川は昨季、プロ初出場がスタメン起用。初打席で初打点を記録し、その期待に応えた。主砲・浅村栄斗と二塁を争っており、「天才的なバッティング」で浅村を追いやることができるか。「推しだから」という率直なコメントも多かった。

 早川はすでに開幕ローテ入りが決まり、涌井秀章、田中将大に続く3戦目が内定したとさえ言われる大型新人だ。大学4年時には元ロッテ・小宮山悟監督の薫陶を受け、エース兼キャプテンに。同年秋の東京六大学野球では、両校の優勝がかかった早慶戦を9回2死からの逆転劇で制し、見事優勝。早川は胴上げ投手となった。「期待値が高い。今年こそ2013年の優勝時と同じ、則本(昂大)クラスの活躍を期待します」と、ファンは早くもエースとしての活躍を期待している。

(文・前田恵、企画構成:株式会社スリーライト)

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