ファンが選ぶ!オールスター名場面ランキング

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ファン投票で決める「プロ野球・オールスター名場面ランキング」。深く記憶に残った歴代の名シーンを、ユーザーの皆さまに投票してもらいました。

今回は20世紀のランキングを公開。1位に輝いた選手は!?

順位 開催年 できごと 得票率
1 96年 投手イチロー、松井秀喜の代打高津臣吾を遊ゴロに抑える 33.92%
2 71年 江夏豊、9連続奪三振 22.07%
3 92年 古田敦也、球宴史上唯一のサイクルヒット 19.28%
4 84年 江川卓、8連続奪三振も最後の大石は二塁ゴロ 13.54%
5 99年 イチロー、ルーキー上原浩治から初回先制弾 12.06%
6 87年 球宴初の桑田真澄×清原和博の対決で清原がHR 10.66%
7 97年 松井稼頭央、1試合4盗塁の球宴新記録 10.05%
8 78年 掛布雅之、3打席連続HR 6.32%
9 86年 19年目で初の球宴・川藤幸三、左中間を破る打球も二塁タッチアウトで苦笑い 4.68%
10 00年 清原和博、歴代最多7度目のMVP 3.98%
11 92年 代打野茂英雄、レフト工藤公康、槙原寛己が急遽Tシャツで登板など珍事連発 3.86%
12 96年 山本和範、古巣の本拠地・福岡ドームで涙の代打決勝3ラン 3.65%
13 91年 古田敦也、3盗塁刺でMVP獲得 3.57%
14 75年 山本浩二&衣笠祥雄、アベック連発弾 2.75%
15 52年 延長21回日没引き分け 2.63%
16 98年 川上憲伸、新人投手ながらMVP 2.50%
17 90年 与田剛×野茂英雄の新人先発対決 1.85%
18 78年 山田久志、鈴木啓示、東尾修のパ・リーグ完封リレー 0.94%
19 84年 東尾修、打者掛布を迎え一発逆転のピンチも牽制で高木豊を刺し試合終了 0.53%
20 83年 門田博光、2打数連続HR 0.45%

寸評

96年はイチローが投手として登板。「投手・イチローと打者・松井」の夢の対決はならなかった(写真は共同)

20世紀の1位は、96年の「投手・イチロー」だった。9回裏2死、次の打者は松井秀喜(巨人)という場面で、パを率いていた仰木彬監督(オリックス)は右翼を守っていたイチロー(オリックス)をマウンドへ送った。観客は「投手・イチロー対打者・松井」が見られると心を踊らせたが、セの野村克也監督(ヤクルト)は「代打・高津臣吾(ヤクルト)」をコール。惜しくも「夢の対決」の実現はならなかった。

2位は言わずとしれた、江夏豊(阪神)が成し遂げた9連続三振。最後の打者となった加藤秀司(阪急)に対しての3球目、力のないフライがファウルグラウンドに上がったが、打球を追う捕手の田淵幸一(阪神)に「追うな!」と叫んだ話は語り草だ。そして、その次の球で加藤を三振に打ち取り、前代未聞の大記録を達成した。

その江夏に迫る8連続三振が4位にランクイン。江川卓(巨人)は9人目の打者・大石大二郎(近鉄)に対して最後はカーブを投じたが、その球を当てられてセカンドゴロ。後に本人が「(カーブを投げたのは)10連続三振を狙っていたから。捕手が取れないくらいの外角に投げるつもりが、ストライクになってしまった」と語る逸話も残されている。

(所属、登録名はすべて当時のもの)

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