ファンが選ぶ!オールスター名場面ランキング

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ファン投票で決める「プロ野球・オールスター名場面ランキング」。深く記憶に残った歴代の名シーンを、ユーザーの皆さまに投票していただきました。

今回は21世紀のランキングを公開。投票総数2,438票が集まった中、1位に輝いた選手は!?

順位 開催年 できごと 得票率
1 04年 SHINJO、ホームスチールでMVP獲得 49.51%
2 06年 藤川球児、宣言通りの全球直球でカブレラ、小笠原道大から連続奪三振 48.89%
3 17年 球宴まで0本塁打の小林誠司が一発、高橋由伸監督も思わずガックリ 21.41%
4 14年 大谷翔平、162キロを甲子園で計測 18.05%
5 13年 藤浪晋太郎、超遅球を投げて中田翔激怒、仕掛けた西岡剛が大笑い 17.27%
6 11年 オレ流継投!? 全セ、リリーフ投手9人でパ打線を抑える 7.26%
7 16年 大谷翔平、左中間へのHR含む3安打でMVP選出 6.97%
8 15年 藤浪晋太郎×森友哉の対決は天井直撃の内野フライ 6.40%
9 10年 ダルビッシュ有、新魔球ジャイロカッターを披露 3.86%
10 01年 松井秀喜&中村紀洋が3試合連発 3.32%
11 01年 弟・祐作→兄・智への入来兄弟リレー 2.42%
12 16年 栗山巧、球宴初打席は代打で初HR 1.15%
13 17年 ZOZOマリンでデスパイネがロッテ時代の応援歌が流れる中で一発 0.53%
14 17年 パ・リーグ全員で「WE ARE」の大合唱 0.41%
15 11年 武田勝、1回4被本塁打などの大炎上 0.21%

寸評

04年のオールスターでホームスチールを決めたSHINJO。今でも語り継がれる名場面だ(写真は共同)

21世紀の1位に選ばれたのは、04年にSHINJO(新庄剛志・日本ハム)が決めたホームスチールだった。第2戦の3回裏、相手捕手の矢野輝弘(阪神)が投手に返球した瞬間に走り出し、間一髪のタイミングでセーフ。オールスター史上初めてとなる、単独での本盗を成功させた。この年は大阪近鉄バファローズとオリックス・ブルーウェーブが合併するなど、球界再編問題に揺れていた。だが、SHINJOがこの球宴で見せた輝きは、確かにパ・リーグの存在感を見せつけた。

2位はその2年後に見せた、藤川球児(阪神)の連続奪三振が入った。リーグ屈指の強打者であるアレックス・カブレラ(西武)に大して、大胆にもマウンド上でストレートを宣言した藤川。予告通りの剛速球でカブレラを三振に打ち取ると、続く小笠原道大(日本ハム)も直球で三振に仕留め、まさに力で相手をねじ伏せた。

大谷翔平(日本ハム)は、4位の162キロ計測に加え、7位の3安打でMVP選出と、こちらも「二刀流」のランクイン。球宴の舞台でも、投打両面で野球ファンに衝撃を与えていた。

(所属、登録名はすべて当時のもの)